Trusted Solaris 管理の手順

シェル起動時にどのスタートアップファイルを読み込むかの制御

標準 Solaris システムと同様に、シェル初期化ファイルを使用して、検索パスやその他の環境変数の設定を行なったり、便利なコマンドや関数の実行を行なったりします。各シェルが起動したときに、どのスタートアップファイルが読み込まれるかを次の表に示します。

表 3-3 シェル初期化時に読み込まれるスタートアップファイル
 シェル スタートアップファイル
 C シェル

$HOME/.cshrc

$HOME/.login

 Bourne シェル$HOME/.profile
 Korn シェル

$HOME/.profile

ENV 変数で指定したファイル 

 プロファイルシェル (Trusted Solaris システムのみ)

$HOME/.profile

シェルがアカウントのログインシェルと認識されたときにのみ .profile あるいは .login ファイルが呼び出されます。シェルは、- の接頭辞付きで (- csh のように) 呼び出されますが、これは、ログインシェルであることを示しています。このことは、たとえば、C シェルが csh を使用して (- の接頭辞なしで) 起動した場合、.login ファイルは実行されないことを意味します。