Trusted Solaris のラベル管理

バナーページおよびトレーラページのラベル、テキスト、取り扱い警告

デフォルトでは、印刷ジョブごとにバナーページとトレーラページが自動的に作成されます。このバナーならびにトレーラページに含まれるラベル関連のテキストやガイドラインを使用して、プリンタ出力を見られないように保護できます。

バナーページに印刷されるフィールドやテキストを 図 3-2 に示します。デフォルトで表示されるラベル名や文字列を引き出し線で説明しています。

すべてのテキスト、およびバナーならびにトレーラページに含まれるラベルやテキストはすべて設定できます。

図 3-2 典型的な印刷ジョブのバナーページ

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トレーラページでの違いを 図 3-3 に示します。バナーページには太いグレーの線がフレームとして引かれますが、図に示すように、トレーラページにはそれよりは細い黒い線がフレームとして引かれています。ページタイプの識別子も、バナーページの JOB START は、トレーラページでは JOB END になります。

図 3-3 トレーラページでの違い

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セキュリティ管理者役割が設定できるバナーページとトレーラページの項目を、以下の項で説明します。

さらに、セキュリティ管理者役割では、/usr/lib/lp/postscripttsol_separator.ps という印刷設定ファイルの設定により、次の変更を加えることができます。

それ以外のカスタマイズについては、/usr/lib/lp/postscript ディレクトリの tsol_separator.ps ファイルのコメントを参照してください。また、『Trusted Solaris 管理の手順』マニュアルの「バナーページとトレーラページ上のラベル、ジョブ番号、および取り扱い情報」も参照してください。