N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド

Service Processor のステータス

内部のファームステータスは、Service Processor によって管理されます。このステータスは、Service Processor コマンド行インタフェースでのみ確認できます。 これらの内部ステータスを利用して、自動化された起動、更新、停止 (decommission) のさまざまな段階で、ファームの状態を監視することができます。 内部ステータスは、障害追跡にも役立ちます。 内部ステータスについては、表 1–1を参照してください。


注 –

コマンド行インタフェースからこの情報を確認する方法については、『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド』を参照してください。 これらのステータスの一部は、通常のファームライフサイクルでは発生せず、特別な管理処理に使用されます。


表 1–1 内部 SP ステータス

Service Processor のステータス 

Control Center のステータス  

説明 

CREATED

設計 

ファームは作成されたばかりで、まだ起動の承認を受けていない 

NEW_CONFIG

設計 

ファームリソースが変更されたという点では CREATED と同じだが、ファームは Service Processor によって管理されている

ALLOCATED

設計 

リソースがデータベース内のファームに割り当てられた 

WIRED

設計、アクティブ 

ファームトポロジに従って物理デバイスが接続された 

DISPATCHED

設計、アクティブ 

Service Processor がファームを所有している。 ファームに Domain Name System (DNS)、Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)、および Network Interface Card (NIC) が設定された。 さらに、ファームが監視対象として登録されたか、登録処理中。 この段階は、最初の起動処理時とファームの更新処理時に発生する 

ACTIVE

アクティブ 

ファームがアクティブで、実行中 

IDLE

アクティブ 

Service Processor がファームを所有していない。 ファームは以前にアクティブだった可能性がある。 ファームデバイスと Service Processor 間の通信は許可されていない 

STANDBY

待機 

ファームは待機状態。 IP アドレスとディスクはファームに関連付けられたまま  

SHUTDOWN

アクティブ (待機または非アクティブ待ち状態)  

ファームデバイスが停止している 

UNWIRED

アクティブ (待機または非アクティブ待ち状態)  

物理デバイスがファームから切り離された 

DEACTIVATED

非アクティブ 

ファームは非アクティブで、すべてのリソースが解放された 

UPDATED

アクティブ 

ファームが更新された