Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

Backup のソフトウェアライセンスモード

Backup ソフトウェアは CD-ROM で配布されます。CD-ROM には、バイナリファイルと、Backup マニュアルの電子バージョンが含まれています。

ソフトウェア製品は、次に示す 3 つのソフトウェアライセンスモードのいずれかで使用できます。

Evaluation モードのソフトウェアは、30 日の有効期限付きの無償のトライアルバージョンとして配布されます。ユーザーは、マシンにソフトウェアをインストールしてから 30 日間、イネーブラコードを入力しないでソフトウェアのトライアル使用と評価を行うことができます。引き続き Backup を使用する場合には、使用したいすべての機能に該当するイネーブラコードを購入しなければなりません。評価期間が終わるまでに正しいイネーブラコードを入力しないと、Backup ソフトウェアのバックアップや構成の機能は利用できなくなります。ただし、30 日の評価期間中に Backup デバイスに書き込まれたデータの復旧は行えます。

すでに Backup 製品をインストールし、有効状態になっていて、それ以外の製品機能を評価したい場合には、個々の機能についての特殊な評価イネーブラを入力する必要があります。ただし、Backup 本体の評価を同時に行なっている場合には、この評価イネーブラを入力する必要はありません。本リリースの Backup の評価イネーブラコードの詳細は、『Solitice Backup 5.1 ご使用にあたって』を参照してください。特殊な評価イネーブラコードを入力すると、そのソフトウェアを 45 日間、評価、使用することができます。

Enabled モードには、購入した製品に添付のイネーブラ証明書に記載されているコードが必要です。Backup サーバーを有効にするためのコードは基本イネーブラと呼ばれます。イネーブラコードはどの製品リリースにも使用でき、Backup サーバーで入力します。Enabled モードでは、イネーブラコードを入力した日から 45 日間 Backup を使用できます。製品のイネーブラコードを入力した場合、45 日の期限が切れた後もソフトウェアを継続して使用したい場合は、この製品を登録する必要があります。製品登録に必要な情報を印刷する方法については、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』を参照してください。この製品登録情報には Backup サーバーマシンのホスト ID が含まれています。ライセンスセンターではこの ID を固有の認証コードに組み込み、ライセンス契約を特定のマシンに関連付けます。製品を登録しないまま、45 日の有効期間内に認証コードを入手し、これを登録ウィンドウに入力すると、この Backup ソフトウェアでは以後バックアップや構成の機能が利用できなくなります。ソフトウェアの有効期間が過ぎても、バックアップしたデータの復旧は可能です。

Authorization モードは、ライセンスセンターから入手した認証コードをユーザーが入力した時点で始まります。Sun 製品の認証コードを入力すると、ソフトウェアはそのマシンでそのままずっと使用できるようになります。ソフトウェアを別のマシンに移す (またはマシンを別の IP アドレスに移す) 場合には、ライセンスセンターから Host Transfer Affidavit を入手し、この書類を Sun に提出しなければなりません。Backup ソフトウェアを別のマシンに移した場合新しい認証コードを入手していないと、このソフトウェアは 15 日後に使用不可能になります。


注意 - 注意 -

ソフトウェアを移す前のマシンでは、サーバーソフトウェアを削除するか、nsrd デーモンを終了させなければなりません。別のマシン上で、同じ基本イネーブラを使って nsrd デーモンを起動すると、違法コピーのエラーメッセージが表示され、ソフトウェアは使用不可能になります。