Solaris マシンの場合には、アーカイブ操作を開始するには、クライアントマシンで Backup アーカイブプログラムを使用するか、あるいはサーバーで Backup 管理プログラムを使用します。Backup 管理プログラムで、UNIX クライアントのアーカイブ機能を開始するタイミング (すぐに、または、あとで) を設定できます。UNIX 以外のプラットフォームの Backup クライアントでは、アーカイブ操作を開始するには Backup User クライアントアプリケーションを使用します。
スケジュールされたバックアップとは異なり、スケジュールされたアーカイブは 1 回だけ実行されます。スケジュールされたアーカイブの利点は、ネットワークのトラフィック量が小さくて業務時間内のマシン資源を占有しないときにアーカイブ作業を組み入れられることです。
UNIX クライアントの場合は、コマンドプロンプトで nwarchive コマンドを入力して、Backup アーカイブプログラムを起動します。
PC クライアントの場合は、Backup User プログラムを起動して「Archive」を選択します。
アーカイブするファイルを選択します。
PC クライアントの場合は、ここで、データの検証、クローン作成、グルーミング、圧縮のオプションを指定します。
アーカイブを開始します。
Backup によって、注釈を入力するよう要求されます。Backup がアーカイブを始める前に、注釈を入力しなければなりません。
UNIX クライアントの場合は、注釈を入力するダイアログボックスの中で、データの検証、クローン作成、グルーミング、圧縮のオプションを指定します。
適切なアーカイブボリュームがマウントされていれば、アーカイブはすぐに開始されます。大量のデータを選択した場合は、アーカイブ時間が長くなります。
Backup 管理プログラムを起動します。
必要に応じて、別の Backup サーバーに切り替えます。
次の手順でアーカイブ要求を作成します。
アーカイブ要求の一環として、注釈を入力します。
「Status」属性で、「Start Now」、「Start Later」のどちらかを選択します。
「Save Set」属性で、アーカイブするファイルのパスを指定します。
検証、クローン作成、グルーミングなどのオプションを指定します。
Backup 管理プログラムの使用法については、オンラインヘルプを参照してください。
選択内容を適用します。
たとえば、アーカイブ要求の状況、アーカイブ要求の名前などのスケジュールされたアーカイブに関する情報を見たい場合は、「Archive Request Control」リソースを表示します。「Archive Request Control」リソースの「Archive Completion」属性で通知コマンドを指定すると、アーカイブ処理が終わった時点で Backup から通知が送られます。