Backup ソフトウェアでは、オートチェンジャを指すのに「ジュークボックス」という語を使います。オートチェンジャという語は、カルーセル、ライブラリ、ニアラインストレージ、データホイール、オートローダーなどのさまざまな機械的なライブラリを表します。
オートチェンジャを使用すれば、バックアップメディアのロード、マウント、ラベル付けの各作業を自動化できます。Backup でオートチェンジャを使うための設定には、次の作業が必要です。
Backup サーバーまたはストレージノードマシンにオートチェンジャを接続して構成する
Backup サーバーまたはストレージノード用のソフトウェアとデバイスドライバをインストールし、有効にする
jb_config プログラムを使ってオートチェンジャを構成する
Backup オートチェンジャモジュールを有効にする
ボリュームをロードしてラベルを付ける
Backup デバイスドライバをインストールして jb_config プログラムを実行するときに、オートチェンジャ構成の大部分を指定することができます。構成タスクを完了したあとでも、「Jukeboxes」リソースでオートチェンジャの属性を変更できます。
Backup 管理プログラムを使って、オートチェンジャリソースを追加または作成することはできません。すでにインストールして構成済みのオートチェンジャを変更するためには、jb_config プログラムを使用します。
将来、増設のオートチェンジャをインストールして Backup サーバーまたはストレージノードマシンでバックアップできるようにするためには、その増設オートチェンジャを使用するためのイネーブラコードを別途購入し、入力しなければなりません。
オートチェンジャの構成やオートチェンジャ内のデバイスの構成を変更するには、Backup で使用可能なデバイスのリストからオートチェンジャを削除し、Backup 管理プログラム (nwadmin または nsradmin) または jb_config プログラムを使って構成内容を変更します。
jb_config プログラムを起動する場合は、起動前に、接続されているオートチェンジャを構成するシステム (Backup サーバーまたはストレージノード) 上で nsrd デーモンを動作させておく必要があります。インストールスクリプトには、インストール完了後に Backup デーモンを起動するためのオプションが組み込まれています。Backup デーモンは、スーパーユーザーとしてシェルプロンプトから起動することもできます。