以下に、使用できるコマンドとその機能を説明します。
bind query
照会によって指定されるリソースを所有するサービスに結合します。照会を指定しないと、RAP リソースディレクトリに照会を送信し、変更されるリソースを所有するサービスに update、create、delete コマンドを送信します。このコマンドが失敗した場合は、直前のサービスがそのまま使用されます。
create attribute-list
指定する属性でリソースを作成します。
delete query
現在の照会と一致するリソースを削除します。照会を指定すると、その照会が現在の照会になります。
edit query
現在の照会と一致するリソースを編集します。照会を指定すると、その照会が現在の照会になります。エディタを終了させると、nsradmin は、リソースの変更に基づいて更新、削除、作成処理を行います。リソース ID 属性は編集しないで、ファイルへの書き込みが終了してからエディタを終了させてください。
help command-name
? command-name
コマンドを説明するメッセージを出力します。コマンド名を指定しないと、すべてのコマンドの一覧表が出力されます。
print query
現在の照会と一致するリソースを出力します。照会を指定すると、その照会が現在の照会になります。現在の表示リストが空でない場合は、表示リストに名前が指定されている属性だけが表示されます。
server server-name
指定する Backup サーバー名にバインドします。サーバーを指定しないと、RAP ロケーションサービスが使用されます。このコマンドが失敗した場合は、直前のサーバーがそのまま使用されます。
show name
名前リスト (実際には値を指定していない属性リスト) を指定すると、これらの名前が表示リストに追加されます。これより後に出力されるコマンドでは、これらの属性だけが表示されます。名前リストを指定しないと表示リストは削除され、その結果、すべての属性が表示されます。
types
すべての既知のタイプのリストを出力します。
update attributes
現在の照会によって指定されるリソースを更新し、属性に一致させます。
quit
nsradmin プログラムを終了させます。
option dynamic:choice;hidden:choice;resource id:choice
一部のオプションでリソースの表示を変更できます。引数を指定しないと、現在のオプションが表示されます。オプションを指定すると、その指定したオプションに変更されます。option コマンドによって、指定した表示オプションが設定されます。各オプションはセミコロンで区切り、「on」または「off」のどちらかの値を指定できます。
有効なオプションを以下に示します。
dynamic を使用すると、nsradmin により、通常は隠されている属性も含めてすべての動的属性が表示されます。
hidden を使用すると、nsradmin により、通常は隠されている属性も含めてすべての属性が表示されます。
resource id を使用すると、nsradmin により、各リソースのリソース ID が表示されます。リソース ID とは、Backup がリソースに順番を付けて識別するために内部で使用する番号のことです。
unset dynamic;hidden;resource id
このコマンドは、指定するオプションをオフにする場合に使用します。
. query
照会を指定してある場合には、照会の結果を出力せずに現在の照会を設定します。指定していない場合には、現在の照会、表示リスト、サーバー割り当て、オプションが表示されます。