jbexercise コマンドが異常終了した場合は、次のヒントを参考にして考えられる問題を特定し、解決をはかります。
jbexercise プログラムによって、たとえば Solaris の場合には /dev/rmt/0mbn といった非巻き戻し式テープドライブの名前を入力するようにプロンプトが表示されます。テープドライブに対して、正しいデバイスのパス名が指定されていることを確認します。名前は、オートチェンジャそのものの名前ではなく、オートチェンジャ内のテープドライブ名でなければなりません。次のエラーメッセージが表示されたら、非巻き戻し式の装置の名前が入力されていません。
device not ready |
パス名を入力したテープドライブが動作するかどうかを確認します。ボリュームをドライブに挿入して、次のテストを行います。
tar コマンドを使って、小さなファイルをボリュームにコピーする
tapeexercise コマンドを使って、さらに広範囲の動作を確認する
これらのテストで正常に終了しなければ、テープドライブは動作していません。使用しているシステムでのドライブの構成方法については、ハードウェアベンダーにお問い合わせください。
上記の対応で問題が解決しないときは、ご購入先にお問い合わせください。その際は、「ご購入先に連絡する前に揃えておく情報」で説明した情報と、jbexercise、sjiinq、sjirjc の各プログラムの出力結果を提示してください。これら 3 つのプログラムの詳細は、付録 B 「コマンド行リファレンス」の該当箇所か、または各プログラムのマニュアルページを参照してください。