Backup は「Schedules」リソースを使って、特定の日に各クライアントのバックアップするデータのレベルを決定します。新しい Backup クライアントを作成すると、「Schedules」属性には自動的に「Default」スケジュールが割り当てられます。ユーザーは別の事前構成済みスケジュールを割り当てたり、独自のスケジュールをカスタマイズしたりできます。
Backup には、表 2-4 に示す 5 つの事前構成済みスケジュールが添付されており、ユーザーのバックアップの要件に合っていれば、これらのスケジュールをさらに構成しなくてもそのまま使用できます。また、ニーズに合わせて新しいスケジュールを作成することもできます。
事前構成済みの「Default」スケジュールは、変更はできますが、削除はできません。Default 以外の事前構成済みスケジュールの属性は削除も変更もできますが、事前構成済みスケジュールの名前を変更はできません。Backup の事前構成済みのバックアップスケジュールの一覧を表 2-4 に示します。
表 2-4 事前構成済みバックアップスケジュール
スケジュール名 |
Backup 操作 |
---|---|
「Default」 |
毎日曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する |
「Full Every Friday」 |
毎金曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する |
「Full on 1st Friday of Month」 |
毎月第一金曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する。 Backup には、このスケジュール用の設定済みのスケジュールFailed Cross Reference Formatオプションが用意されている。このスケジュールの変更は毎年持ち越される |
「Full on 1st of Month」 |
毎月 1 日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する |
「Quarterly」 |
各四半期の初日にフルバックアップを実行し、その他の月の 1 日にレベル 5 バックアップを実行する。7 日おきにレベル 7 バックアップを、その他の日に差分バックアップを実行する。 Quarterly スケジュールをカスタマイズするときには、Month 期間を使ってレベルバックアップを設定してから、スケジュール変更メニューを使ってカレンダ上で四半期ごとのフルバックアップを設定する |