Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

「Schedules」リソース

Backup は「Schedules」リソースを使って、特定の日に各クライアントのバックアップするデータのレベルを決定します。新しい Backup クライアントを作成すると、「Schedules」属性には自動的に「Default」スケジュールが割り当てられます。ユーザーは別の事前構成済みスケジュールを割り当てたり、独自のスケジュールをカスタマイズしたりできます。

Backup には、表 2-4 に示す 5 つの事前構成済みスケジュールが添付されており、ユーザーのバックアップの要件に合っていれば、これらのスケジュールをさらに構成しなくてもそのまま使用できます。また、ニーズに合わせて新しいスケジュールを作成することもできます。

事前構成済みの「Default」スケジュールは、変更はできますが、削除はできません。Default 以外の事前構成済みスケジュールの属性は削除も変更もできますが、事前構成済みスケジュールの名前を変更はできません。Backup の事前構成済みのバックアップスケジュールの一覧を表 2-4 に示します。

表 2-4 事前構成済みバックアップスケジュール

スケジュール名 

Backup 操作 

「Default」 

毎日曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する 

「Full Every Friday」 

毎金曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する 

「Full on 1st Friday of Month」 

毎月第一金曜日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する。 

Backup には、このスケジュール用の設定済みのスケジュールFailed Cross Reference Formatオプションが用意されている。このスケジュールの変更は毎年持ち越される

「Full on 1st of Month」 

毎月 1 日にフルバックアップを、それ以外の日は差分バックアップを実行する 

「Quarterly」 

各四半期の初日にフルバックアップを実行し、その他の月の 1 日にレベル 5 バックアップを実行する。7 日おきにレベル 7 バックアップを、その他の日に差分バックアップを実行する。 

Quarterly スケジュールをカスタマイズするときには、Month 期間を使ってレベルバックアップを設定してから、スケジュール変更メニューを使ってカレンダ上で四半期ごとのフルバックアップを設定する