Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

事前構成済み通知

Backup にはあらかじめ構成されている多くの通知があり、これらを使って特定の Backup イベントに対する Backup の応答を定義します。事前構成済み通知に関しては、「「Notifications」リソース」で説明しています。事前構成済み通知を編集して、カスタマイズした通知を作成できます。nwadmin プログラムの GUI で 「View」メニューの「Details」を選択するか、nsradmin インタフェースで「Options」メニューの「Display Options」を選択してから「Hidden」を選択します。

定型的データ移動操作の報告

スケジュールされたグループバックアップ、グループクローン生成、およびアーカイブの各操作がどの程度完了したかについては、savegrp プログラムによってセーブグループ完了レポートとして管理者に報告されます。このレポートは、「Savegroup Completion」という名前の事前構成済み通知によって作成されます。レポートはスーパーユーザーに電子メールで送信され、ログファイル /nsr/logs/messages に記録されます。このレポートには次の情報が含まれています。

このレポートは Backup サーバーの指定のデフォルトプリンタに送られて、ブートストラップ情報がハードコピーとして出力されます。この出力は、安全な場所に保管しておく必要があります (この印刷レポートは、Bootstrap という名前の事前構成済み通知によって作成される)。最新の印刷レポートに記載されたブートストラップ情報が参照できれば、障害復旧作業は大幅に軽減されます。

Backup には、Backup クライアントファイルインデックスの内容を照会するための nsrinfo プログラムが用意されています。よく使われる nsrinfo コマンドとそのオプションについての説明は、付録 B 「コマンド行リファレンス」にあります。

また、発生している Backup 動作を監視するためのキャラクタベースインタフェースの nsrwatch プログラムも用意されています。

ストレージ管理アプリケーションレポート

表 3-1 に、Backup に用意されている、ストレージ管理システムの内容を照会するためのプログラムを示します。よく使われるコマンドとそのオプションについての説明は、付録 B 「コマンド行リファレンス」にあります。

表 3-1 ストレージ管理レポートプログラム

プログラム名 

機能 

mminfo

ストレージボリュームの内容とモード、および格納されているセーブセットの識別番号と状態に関するレポートを生成する 

mmlocate

ストレージボリュームのユーザー定義の位置を示すレポートを生成する 

nsrinfo

クライアントファイルインデックスの内容を示すレポートを生成する 

nsrmm

Backup が認識しているストレージデバイスの状態を示すレポートを生成する 

Backup サーバーの統計情報および診断情報レポート

Backup の診断情報を報告するメッセージは Backup 管理者インターフェースに表示され、Backup メッセージファイル /nsr/logs/messages にも記録されます。これらのメッセージには、警告およびエラーの条件と、接続の切断に関する通知が含まれています。