バックアップスケジュールによって、バックアップサイクル中の指定した日に、どのレベルのバックアップが行われるかを定義します。これらのバックアップレベルを 1 つ以上組み合わせて、バックアップスケジュールをカスタマイズできます。カスタマイズしたスケジュールの中でバックアップレベルの使用を検討している場合には、次のことに注意して、自分の環境に合ったスケジュールを作ってください。
フルバックアップは、差分バックアップよりも、長い時間がかかる
ストレージデバイスが 1 つしかなく、フルバックアップが 1 つのメディアに収まらない場合は、バックアップを監視し、メディアを交換する必要がある
フルバックアップでは、差分バックアップやレベルバックアップよりも、オンラインインデックスが急速に増大する
レベルバックアップは、数日または数週の間に変更されたすべてのファイルを 1 つのバックアップセッションにまとめるという意味で、スケジュールの中でのチェックポイントの役割を果たす。レベルバックアップを使うことで、復旧処理が容易かつ迅速になる
オンラインクライアントファイルインデックス、サーバーインデックス、およびメディアデータベースは、Backup サーバーがバックアップされるたびにバックアップされます。一般に、これはサーバーのバックアップレベルに準拠します。たとえば、Backup サーバーのバックアップレベルが「フル」ならば、オンラインクライアントファイルインデックス、サーバーインデックス、およびメディアデータベースもフルバックアップが行われます。Backup サーバーのバックアップが「レベル 5」ならば、オンラインクライアントファイルインデックス、サーバーインデックス、およびメディアデータベースのバックアップもレベル 5 です。ただし、サーバーのバックアップレベルが「差分」ならば、オンラインクライアントファイルインデックス、サーバーインデックス、およびメディアデータベースのバックアップはレベル 9 です。