クライアントファイルインデックスとメディアデータベースの大きさを手動で制御することもできます。
パージ
# nsrmm -P volumename
該当するクライアントファイルインデックスから、そのボリューム上のユーザーファイルに関するすべてのエントリを削除します。そのボリュームのエントリはメディアデータベースに残ります。ボリュームをパージしても、テープの内容が破壊されるわけではありません。scanner プログラムを使えば、その内容を復元できます。
削除
# nsrmm -d volumename
メディアデータベースからボリュームのエントリを削除します。また、クライアントファイルインデックスから、そのボリューム上のユーザーファイルに関するすべてのエントリを削除します。ボリュームを削除しても、テープの内容が破壊されるわけではありません。scanner プログラムを使えば、その内容を復元できます。
再利用
# nsrmm -m -R volumename
ボリュームのラベルを付け直し、メディアデータベースからそのボリュームを削除し、テープを再初期化します。テープを再初期化すると、scanner プログラムを使ってもその内容を復元できません。
ボリュームがパージまたは削除されても、クライアントファイルインデックスが自動的に縮小されるわけではありません。インデックスにできた隙間は、あとで追加されるレコードに割り当てられます。インデックスのエントリをパージまたは削除した直後にクライアントファイルインデックスの大きさを小さくするには、次のコマンドを実行します。
# nsrck -C clientname |
すべてのクライアントのインデックス領域を解放するには、 /nsr/index ディレクトリに移って、 nsrck -C コマンドを実行します。
インデックスが大きいと、nsrck コマンドを使った圧縮に数時間かかることがあります。詳細は、nsrck、mminfo、scanner、nsr、および nsrmm のマニュアルページを参照してください。