Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

クリーニングカートリッジ用にデフォルト以外のスロットを使用するには

  1. 選択したスロットにクリーニングカートリッジを挿入します。

  2. 「Jukeboxes」リソースの「Default Cleaning」属性に、クリーニングカートリッジの残り回数を入力します。

    Backup 管理プログラムで「Default Cleaning」属性を見るには、「Jukeboxes」ウィンドウを詳細モードで開きます。

  3. クリーニングカートリッジ用に使うスロット番号を「Cleaning Slots」属性で指定し、「Auto Clean」属性を「Yes」に設定します。

  4. 「Available Slots」属性を変更して、データボリュームに使用できるスロット範囲を指定します。

    クリーニングカートリッジ用のスロットがオートチェンジャの最初または最後のスロットでない場合は、「Available Slots」属性でスロット範囲を 2 つに分けて指定しなければなりません。これは、オートチェンジャのインベントリを (各スロット範囲で 1 回ずつ) 2 回の手順で作成する必要があるためです。

    たとえば、オートチェンジャにスロットが 11 あり、スロット 6 をクリーニングカートリッジ用に使う場合は、「Available Slots」属性の別々の行に、次のように指定します。


    1-5
    7-11
    

    あるいは、nsradmin プログラムで、次の構文を使います。


    available slots: 1-5, 7-11;
    
  5. コマンド行で、次のコマンドを入力します。


    # nsrjb -U uses -j autochanger -S slot
    

    uses には、「Default Cleaning」フィールドに入力されている残り回数 (手順 2 で入力した残り回数) を指定します。

    slot には、クリーニング用に使うスロットの番号を指定します。

    オートチェンジャが 1 台だけの場合は、-j オプションを省略できます。

    オートチェンジャでクリーニングカートリッジを交換するたびに、nsrjb プログラムを実行して、残り回数を指定しなければなりません。


    注意 - 注意 -

    使用しているオートチェンジャが、要素状態確認オプションまたはバーコードによるラベル付けオプションをサポートしていない場合は、手順 5 で説明した nsrjb コマンドを使って、クリーニングカートリッジをインベントリに加えるようにオートチェンジャに指示する必要があります。