バックアップデバイスを正常に動作させるための保守作業では、定期的なクリーニングが必要です。Backup には、オートチェンジャ内のデバイス用に自動クリーニング機能が備わっています。この自動クリーニング機能は、スタンドアロンデバイスには使用できません。
『SunSoft Backup Device Supplement』に、現在 Backup によってサポートされているオートチェンジャのうち、自動的にクリーニングカートリッジが認識されるものの一覧が記載されています。
「Jukeboxes」リソースと「Devices」リソースの両方を使って、オートチェンジャデバイスの自動クリーニングに必要な事項を選択します。
「Jukeboxes」リソースにはオートチェンジャに固有の選択事項が表示されるので、そこで自動クリーニング機能を有効または無効に設定します。カートリッジには、適切なクリーニング用スロットを選択します。
「Devices」リソースにはオートチェンジャにロードされているデバイスに固有の機能が表示されます。デバイスクリーニングが必要な時期と前回デバイスクリーニングした日が表示されるので、デバイスをクリーニングする頻度を指定します。
Backup によるデバイスクリーニングは、デバイスにボリュームがマウントされる前かマウント解除されたあとに行われるので、オートチェンジャのほかの操作に影響はありません。
Backup のクリーニングカートリッジサポート機能によって、クリーニングカートリッジについて表 7-1 に示す通知メッセージが表示されます。
表 7-1 自動クリーニング機能による通知メッセージ
通知メッセージ |
意味 |
---|---|
Device cleaning required |
「Auto Clean」属性は無効になっており、デバイスにはクリーニングが必要 |
Device cleaned |
「Auto Clean」属性は有効になっており、デバイスはクリーニング済み |
Cleaning cartridge required |
「Auto Clean」属性は有効になっているが、使用できるクリーニングカートリッジがない |
Cleaning cartridge expired |
クリーニングカートリッジの使用が指定回数に達しており、カートリッジの交換が必要 |
使用しているオートチェンジャデバイスのクリーニングの頻度と方法については、そのオートチェンジャのメーカーから提供されているマニュアルを参照してください。