各マイグレートクライアントについて、各ファイルシステムについて、または両者の組み合わせについて、「Migration Client」リソースを使用して設定します。
「Migration Client」リソースを設定する前に、マイグレートサービスを利用する各クライアントまたは各ファイルシステムについて、「Client」リソースまたは「Client/save set combination」リソースを構成しておく必要があります。詳細は、「新しいクライアントの作成方法」と、「クライアント/セーブセットの一意の組み合わせの使用」を参照してください。
マイグレートサービスを利用するマシンが、HSM が有効になっている Backup サーバーのクライアントとして構成されていることを確認します。
クライアント上で nsrexecd が実行されていることを確認します。
「Clients」メニューで「Migration Setup」を選択して、「Migration」リソースを表示させます。
「Migration」リソースの各フィールドに入力して、マイグレートポリシーを設定します。
マイグレートクライアントに対して指定できる基準の詳細は、「マイグレートポリシー」を参照してください。
これらの基準を満たすクライアントとセーブセットが、自動的にマイグレートされる事前マイグレート処理の対象となります。事前マイグレートによって、ファイルが格納場所にコピーされ、元のファイルはクライアントのローカルディスクに残ります。事前マイグレート処理は、Backup がマイグレートクライアントを含んでいるグループをバックアップしたときに実行されます。これは自動的に行われるので、上限値と下限値によって制御することはできません。自動的に事前マイグレート処理を行うためには、ファイルをグループの一部として事前マイグレートしておく必要があります。マイグレート処理は、上限値に達するか、クライアントファイルシステムがいっぱいになった時点で行われます。この際に、事前マイグレートされたファイルはクライアントファイルシステムから削除され、マイグレートファイルに関する情報を含んでいるスタブファイルが残ります。