StorageTek (STK) 用のサイロ管理ソフトウェアは、UNIX システムでは ACSLS という名前で、MVS システムでは Library Attach という名前で呼ばれているプログラムです。どちらも、サイロ内のデバイスの物理的位置を表す座標系に基づいてデバイスに名前を付けます。
テープドライブの名前は、4 桁の数字をコンマで区切って表します。先頭の数字は、ドライブが関連付けられている自動カートリッジシステム (Automated cartridge System, ACS) を表します。2 番目の数字は、ドライブが置かれているライブラリストレージモジュール (Library Storage Module, LSM) を表します。3 番目と 4 番目の数字は、それぞれドライブが置かれているパネルとスロットの位置を表します。典型的な STK ドライブ名の例は、1,0,1,0 です。
Backup に使用できるデバイスのドライブ名については、サイロ管理者にお問い合わせください。この情報は、Backup システムからは得られません。複数のドライブを接続する場合は、各ドライブの SCSI ID を調べて、ID をサイロ名に正しく対応させます。サイロ名にオペレーティングシステムで使うデバイス名を使った場合は、ボリュームのマウントとマウント解除はできますが、マウントしたあとのボリュームの読み取りと書き込みはできません。デバイス名を正しく構成し直すには、Backup 管理プログラムを使って、「Jukeboxes」リソースの「STL Device Names」属性内のデバイス名の順序を変えます。