ボリュームを割り当てる場合は、使用できるボリュームを Backup に知らせます。サイロは複数のアプリケーションソフトウェアから使用できるので、Backup 用のボリュームを別のアプリケーションが読み取り、書き込む可能性があります。これを防ぐため、ほとんどのサイロ管理プログラムには、Backup と Backup 以外のプログラムが実行されているマシンのホスト名に基づいて、ボリュームへのアクセスを制限する機能が組み込まれています。Backup にはこの種のアクセス制限は組み込まれていないので、サイロ管理プログラムを使ってこれを構成しなければなりません。
ボリュームを割り当てる場合は、Backup がサイロ管理ソフトウェアに問い合わせて、ユーザーが要求するボリュームが実際にあるかどうかを確認します。ボリュームがあれば、それが Backup 用に割り当てられます。ボリュームがなければ、次のメッセージが表示されます。
barcode xxxxxx is not present in the silo and was not added |
複数のボリュームを範囲を指定して割り当てると、このメッセージの表示後に割り当て処理が続行されますが、この場合のメッセージは参考情報であって、Backup のエラーを示すものではありません。
サイロボリュームを割り当てるには、次のどちらかを使います。
Backup 管理プログラムの「Add Library Volumes」ダイアログボックス - 手順は、オンラインヘルプを参照してください。
nsrjb -a -T barcode コマンド - nsrjb コマンドの詳細は nsrjb のマニュアルページを、バーコードテンプレートの正しい形式については stli のマニュアルページを参照してください。-T オプションの次に指定できるバーコード識別子またはテンプレートは 1 つだけですが、1 つの nsrjb コマンドには -T オプションをいくつ使ってもかまいません。
EMASS /Grau サイロのような手動で格納しなければならないサイロにボリュームを格納し、割り当てるには、ボリュームを挿入部分に置いてから次のコマンドを入力します。
# nsrjb -a -Txxxx -d |
StorageTek サイロ、IBM サイロでは、サイロ管理ソフトウェアが自動的にボリュームを格納します。