GNOME デスクトップ上では、同時に複数のウィンドウを表示できます。ウィンドウは、ワークスペースと呼ばれる GNOME デスクトップのサブ領域に分割して表示されます。ワークスペースとは、作業可能な個別の領域です。すべてのワークスペースのデスクトップ、パネル、メニューは同じです。ただし、各ワークスペースで異なるアプリケーションを実行したり、異なるウィンドウを開くことができます。1 度に表示できるワークスペースは 1 つだけですが、その他のワークスペースでウィンドウを開いたままにしておくことができます。
ワークスペーススイッチ
アプレットは、ウィンドウとワークスペースの概略を視覚的に示すものです。図 6–1 を参照してください。
ワークスペースはいつでも追加できます。ワークスペースを GNOME デスクトップに追加するには、ワークスペーススイッチ
アプレットを右クリックし、「設定」を選択します。「ワークスペーススイッチの設定」ダイアログが表示されます。「ワークスペースの数」スピンボックスを使用して、必要なワークスペースの数を指定します。
ウィンドウマネージャは、ウィンドウがどのように表示され、どのように動作するかを制御します。また、ウィンドウの位置とフォーカスされるウィンドウも管理します。ウィンドウフレームには、ウィンドウの移動、閉じる、サイズ変更など、標準の操作を実行できるボタンがあります。
いくつかのウィンドウマネージャ設定は、Windows
設定ツールで構成できます。このマニュアルでは、Metacity
ウィンドウマネージャのデフォルトの設定に関する機能について説明します。デフォルト設定は、Window Behavior
設定ツールで指定されています。