PXE インストールをサポートするための Linux サーバーの設定

この節では、Linux システムで PXE サーバーを設定する方法、および使用しているサーバーに PXE サーバーを使用して Linux をインストールする方法について説明します。

PXE サーバーを設定することにより、OEL 5.5 (64 ビット)、RHEL 5.5 (64 ビット)、SLES 11 (64 ビット) など、サポートされる OS のネットワークインストールを簡単に行うことができます。

PXE は、多数のサーバーが同じ設定になるようにセットアップできる強力で便利なソリューションです。これにより、1 台のサーバーを設定すれば、そのサーバーと同じバージョンの OS をネットワークシステムにいくつでもインストールできます。

PXE サーバーは、次の手順に従って設定します。

手順 説明 リンク 1 PXE セットアップの概要を把握します。 「PXE の概要」 2 次のサーバーおよびサービスについて、存在の確認またはインストールを行います。 DHCP – 「PXE 用に DHCP サーバーをインストールおよび設定する方法」を参照してください。 portmap – 「PXE サーバーへの portmap のインストール方法」を参照してください。 TFTP – 「PXE サーバーでの TFTP サービスの設定方法」を参照してください。 PXELINUX – 「PXE サーバーでの PXELINUX の設定方法」を参照してください。 NFS – 「PXE サーバーでの NFS サービスの設定方法」を参照してください。 3 ファイアウォールを無効にします。 「ファイアウォールを無効にする」 4 PXE インストールイメージを作成します。 「OEL 用 PXE インストールイメージの作成方法」 「RHEL 用 PXE インストールイメージの作成方法」 「SLES 用 PXE インストールイメージの作成方法」 「Oracle VM 用 PXE インストールイメージの作成方法」 5 PXE サーバーから Linux をインストールします。 「PXE サーバーからの Linux のインストール方法」