Sun Fire X4800 サーバー Linux オペレーティングシステム設置マニュアル

 

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設置されているネットワークポートの特定方法

OEL または RHEL インストール時の論理および物理ネットワークインタフェース名の特定方法

SLES インストール時の論理および物理ネットワークインタフェース名の特定方法

索引

SLES インストール時の論理および物理ネットワークインタフェース名の特定方法

SUSE Linux Enterprise Server OS のインストール時および設定時に、ネットワークインタフェースの論理名および物理名 (MAC アドレス) を入力しなければならない箇所があります。

このセクションでは、SUSE Linux OS 設定時にユーザーシェルを起動して、設定を続行するために必要な論理および物理ネットワークインタフェース名を取得する方法について説明します。

始める前に

ラベルから、すべての物理ポートの MAC アドレスを見つけて記録します。

  1. まだ行なっていない場合は、「Rescue System (システムのレスキュー)」を選択して、Enter を押します。

    Loading Linux Kernel (Linux カーネルのロード中)」というメッセージの表示後に、SUSE スプラッシュ画面が表示されます。そのあと、「Choose a Keyboard Map (キーボードマップの選択)」画面が表示されます。

  2. 「キーボードマップの選択」画面で、適切なキーボード設定を選択して、「OK」をクリックします。

    ユーザーシェルが起動して、「Rescue Login (レスキューログイン)」プロンプトが表示されます。

  3. 「Rescue Login (レスキューログイン)」プロンプトで、ログインするために root と入力して、Enter を押します。

    レスキュープロンプトが表示されます。

  4. レスキュープロンプト (#) で、次のコマンドを入力してから Enter を押して、すべてのネットワークインタフェース (アクティブおよび非アクティブ) を表示します。

    # ifconfig -a

    Linux SUSE 名前付きおよび物理名前付きネットワークインタフェースの出力が表示されます。見つかった各インタフェースについて、次の例のような結果が出力されます。

         eth0 Link encap:Ethernet  HWaddr 00:14:4F:0C:A1:53
              inet addr:192.168.2.103  Bcast:192.168.2.255  Mask:255.255.0.0
              UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
              RX packets:23363 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
              TX packets:21798 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
              collisions:0 txqueuelen:100
              RX bytes:13479541 (12.8 MiB)  TX bytes:20262643 (19.3 MiB)
              Interrupt:9
    
         lo   Link encap:Local Loopback 
              inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
              inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
              UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
              RX packets:9814 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
              TX packets:9814 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
              collisions:0 txqueuelen:0
              RX bytes:3655065 (3.4 MiB)  TX bytes:3655065 (3.4 MiB)
    • 最初の列の eth0 エントリは、オペレーティングシステムによって割り当てられた Ethernet インタフェースの論理名です。最初の列の lo エントリは、ループバックインタフェースです。

    • 第 2 列 (1 行目) の HWaddr 00.14.4F.0C:A1:53 エントリは、ネットワークポートの物理 MAC アドレスです。

    複数のネットワークインタフェースが存在して、インタフェースの出力が画面に入りきらない場合には、インタフェースごとに出力を表示することができます。

    # ifconfig eth#

    ここでの eth# はインタフェース番号です。

  5. 後から参照できるように、SUSE 論理ネットワークインタフェース名と物理ポートの MAC アドレスを記録します。

    Linux SUSE OS インストール時にネットワークインタフェースを設定する際に、この記録を参照する必要があります。

  6. 完了後、以下のいずれかを行って、レスキューシェルを終了します。
    • ILOM Web インタフェースで、「Remote Control (遠隔コントロール)」->「Remote Power Control (遠隔電力コントロール)」->「Reset (リセット)」を選択します。
    • 他のコンソールのレスキュープロンプト (#) で、reboot と入力して Enter を押します。
  7. SLES インストールプログラムを再起動します。