Sun Installation Assistant (SIA)
シリアルまたはビデオポートを使用したコンソールアクセスによるローカルインストール
ILOM を使用したコンソールへのアクセスによるリモートインストール
Oracle Enterprise Linux のインストール
Red Hat Enterprise Linux のインストール
SUSE Linux Enterprise Server のインストール
PXE インストールをサポートするための Linux サーバーの設定
PXE 用に DHCP サーバーをインストールおよび設定する方法
Oracle または Red Hat Enterprise Linux でファイアウォールを無効にする方法
Oracle VM 用 PXE インストールイメージの作成方法
Linux OS 設定用の論理および物理ネットワークインタフェース名の特定
OEL または RHEL インストール時の論理および物理ネットワークインタフェース名の特定方法
この手順では、サポートされる Oracle Enterprise Linux OS のインストールイメージを PXE サーバーで作成します。PXE サーバーを使用すると、ターゲットサーバーでネットワークブートを行い、オペレーティングシステムファイルをネットワーク経由でインストールできます。
PXE を使ってインストールするには、次のアイテムが必要です。
PXE をサポートするよう、事前にネットワークインフラストラクチャーをセットアップしておく必要があります。「PXE インストールをサポートするための Linux サーバーの設定」を参照してください。
PXE サーバーにアクセス可能な CD/DVD ドライブ。
OEL 5.5 配布メディアセット。これは、CD のセットまたは 1 枚の DVD の場合があります。
# mkdir -p /home/pxeboot/oel5.5as_64/
注 - この手順では、OEL 5.5 とそのイメージソースディレクトリ /home/pxeboot/oel5.5as64 を例として使用します。別のソースディレクトリ構造を使用することもできます。
注 - CD の取り出しおよび挿入は、必ず CD/DVD ドライブのマウントが解除されている状態で行なってください。
# mount dev/cdrom /mnt/cdrom
# cp -r /mnt/cdrom/* /home/pxeboot/oel5.5as_64/
# umount /mnt/cdrom
DVD からインストールする場合は、この手順は一度だけで済みます。コピーが終了したら、次の手順に進みます。
# cp /home/pxeboot/oel5.5as_64/images/pxeboot/vmlinuz /home/pxeboot/oel5.5as_64
# cp /home/pxeboot/oel5.5as_64/images/pxeboot/initrd.img /home/pxeboot/oel5.5as_64
/home/pxeboot/oel5.5as_64/ks.cfg
たとえば、OEL イメージを作成する場合は、次の内容をコピーして挿入します。
lang en_US keyboard us timezone --utc America/Los_Angeles rootpw xxxx reboot bootloader --location=mbr install nfs --server n.n.n.n --dir /home/pxeboot/oel5.4as_64 clearpart --all part /boot --fstype ext3 --size 512 --ondisk sda part swap --size 65536 --ondisk sda part / --fstype ext3 --size 1 --grow --ondisk sda network --bootproto dhcp auth --useshadow --enablemd5 firewall --disabled #Do not configure the X Window System skipx text %packages @Everything %pre %post --nochroot
ここでの n.n.n.n は、PXE サーバーの IP アドレスです。--dir の後ろに指定されている保存場所が、イメージのトップレベルを指していることを確認します。
このファイルは、ネットワークブート時にターゲットホストに表示されるメニューを定義します。OEL 5.5 メニューラベル用のファイル内容の例を次に示します。
注 - append から ks.cfg までのテキストブロックは、改行なしの連続する文字列として入力してください。
default oel5.5as_64 label oel5.5as_64 kernel oel5.5as_64/vmlinuz append ksdevice=eth0 console=tty0 load_ramdisk=1 initrd=oel5.5as_64/initrd.img network ks=nfs:n.n.n.n :/home/pxeboot/oel5.5as_64/ks.cfg
ここでの n.n.n.n は、PXE サーバーの IP アドレスです。
注 - コンソールを使ってインストールする場合は、append 行に console=ttyS0,9600 を追加してください。
/home/pxeboot/pxelinux.cfg/default