デバイスドライバ WIM イメージの前提条件と作業概要

Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2008 SP2 のデバイスドライバ WIM イメージを作成する前に、指定の順序で次の作業を完了してください。

1. ネットワーク内のサーバーに Windows 展開サービス (WDS) をインストールおよび設定します。

   詳細は、Microsoft の『Windows Deployment Services Step-by-Step Guide (Windows 展開サービスに関する手順ガイド)』をダウンロードできます。 次のサイトで「WDS」を検索して『Windows Deployment Services Step-by-Step Guide (Windows 展開サービスに関する手順ガイド)』を入手してください。

   http://www.microsoft.com/downloads/en/default.aspx

2. Windows 自動インストールキット (AIK) をインストールします。 Windows AIK には、WIM イメージをマウントおよび変更するアプリケーションと、XML 無人セットアップスクリプトを作成および変更するアプリケーションが含まれています。

   Windows AIK をダウンロードするには、次のサイトにアクセスして WAIK を検索し、Windows Vista SP1 および Windows Server 2008 (Windows Server 2008 SP2) 用の自動インストールキット (AIK)、または Windows 7 (Windows Server 2008 R2) 用の Windows AIK を入手してください。

   http://www.microsoft.com/downloads/en/default.aspx

3. Tools and Driver DVD 上の Windows デバイスドライバを見つけます。

   「Tools and Drivers DVD 上のデバイスドライバの場所」を参照してください。

4. ネットワーク共有デバイスドライバリポジトリを作成します。

   たとえば、次のように入力します。

   • Windows Server 2008 (SP2 または R2) のデバイスドライバを格納するデバイスドライバリポジトリを作成します。

     Windows Server 2008 WDS インストール環境の場合は、デバイスドライバリポジトリが提供されていますが、変更可能です。Windows Server 2003 SP2 WDS インストール環境の場合は、デバイスドライバリポジトリは提供されていないので、手動で作成する必要があります。 次の例は、新しいデバイスドライバリポジトリのディレクトリ構造をセットアップする方法を示したものです。

     C:\unattend\drivers\{w2K8|W2k8R2}\catalogs\vendor\version

     各エントリの内容は次のとおりです。

     unattend

     無人デバイスドライバストア。

     drivers

     デバイスドライバディレクトリの名前。

     {W2K8 または W2K8R2}

     Windows Server 2008 (SP2 または R2) デバイスドライバディレクトリの名前。

     catalogs

     Windows Server 2008 (SP2 または R2) のカタログファイルの名前。

     vendor

     デバイスドライバベンダーのディレクトリの名前。

     version

     デバイスドライババージョンのディレクトリの名前。

   • デバイスドライバリポジトリ内のディレクトリ (フォルダ) は必ず共有し、ネットワークインストール中に Windows 展開サービス (Windows Deployment Service、WDS)·にアクセスできるようにしてください。

     たとえば、この節で参照されるデバイスドライバリポジトリフォルダとネットワーク共有は、次のように設定されます。

     リポジトリフォルダ ネットワーク共有 C:\Unattended\Drivers\W2K8 \\wds-server\W2K8-Drivers C:\Unattended\Drivers\W2K8R2 \\wds-server\W2K8R2-Drivers

   • Tools and Drivers DVD 上の Windows Server 2008 デバイスドライバを抽出して、デバイスドライバリポジトリに配置します。

     「Tools and Drivers DVD 上のデバイスドライバの場所」を参照してください。

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     注 - Tools and Drivers DVD をお持ちでない場合は、Tools and Driver DVD の ISO イメージをダウンロードできます。「Tools and Drivers DVD の ISO イメージのダウンロード」を参照してください。

     ---

     次の例では、SAS PCIe HBA ドライバ (バージョン番号例: 1.19.2.64) を Tools and Drivers DVD からデバイスドライバリポジトリにコピーした後のデバイスドライバリポジトリのディレクトリ構造を示しています。

     Windows Server 2008 SP2 Tools and Drivers DVD DVDDevice:\windows\W2K8R2\drivers\64bit\hba\lsi\mpt2s デバイスドライバリポジトリ C:\unattend\drivers\W2K8\lsi\1.19.2.2.64 Windows Server 2008 R2 Tools and Drivers DVD DVDDevice:\windows\W2K8R2\drivers\64bit\hba\lsi\mpt2 デバイスドライバリポジトリ C:\unattend\drivers\W2K8R2\lsi\1.19.2.64

5. Windows Server 2008 (SP2 または R2) 用の ImageUnattend.xml セットアップスクリプトを作成します。

   詳細は、「ImageUnattend.xml セットアップスクリプトの作成方法」を参照してください。

6. Windows Server 2008 SP2 (のみ) のインストールの場合、「WIM イメージに組み込むデバイスドライバ」で説明されている必要な起動デバイスドライバを boot.wim に追加します。

   デバイスドライバを boot.wim に追加する方法については、「ブート WIM へのデバイスドライバの追加 (Windows Server 2008 SP2 のみ)」を参照してください。

7. ImageUnattend.xml セットアップスクリプトを Windows Server 2008 イメージにマッピングします。

   詳細は、「Windows Server 2008 インストールイメージへの ImageUnattend.xml セットアップスクリプトのマッピング」を参照してください。

8. Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 R2 のインストールの場合、「WIM イメージに組み込むデバイスドライバ」で説明されている必要なデバイスドライバを install.wim に追加します。