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Sun ONE Messaging Server 6.0 インストールガイド (Solaris 版)

第 1 章
インストールの計画

この章では、Sun ONE Messaging Server 6.0 のインストールと設定の計画の概要を示します。以下の項目があります。


インストールの概要

SunTM ONE Messaging Server 6.0 をインストールするには、Sun JavaTM Enterprise System インストーラを使用します。このインストーラを使用すると、インストール時に Java Enterprise System 製品群全体で一貫性のあるインタフェース、共通のコンポーネント、および共通の操作手順を使用できます。Messaging Server に加えて、SunTM ONE Web Server、SunTM ONE Directory Server、SunTM ONE Portal Server、SunTM ONE Calendar Server などもインストールできます。Java Enterprise System インストーラの詳細については、『Java Enterprise System インストールガイド』を参照してください。

Java Enterprise System インストーラに加えて、Messaging Server 製品とマニュアルは、インストールの実行やアップグレード、サーバーの設定などのために手順とツールを提供します。これらの追加のインストールおよび設定手順の詳細は、Java Enterprise System インストーラを使用する前にこのマニュアルをお読みください。

Java Enterprise System インストーラを使って Messaging Server をインストールする前に、インストール先のシステムが製品の必須要件を満たしていることを確認してください。また、Messaging Server コンポーネント、およびコンポーネントが使用するディレクトリスキーマに関する一般的な内容を事前に学習しておくことも必要です。インストール作業を開始する前に、ソフトウェアコンポーネントの構成方法を計画しておくことをお勧めします。


Messaging Server のインストールに先立ちDirectory Server と Web Server のインストールが必要です。またIdentity Server を使用する場合にはそのインストールも必要です。『Java Enterprise System インストールガイド』では、インストールの順序についての詳細を説明しています。また、その他のインストール情報の詳細は、『Sun ONE Directory Server 5.2 インストールガイド』と『Sun ONE Web Server 6.1 インストールおよび移行ガイド』に記載されている手順も参照してください。



システム要件

この節では、次の Messaging Server のシステム要件と推奨事項について説明します。

ハードウェア

Messaging Server の必須ハードウェア要件を、次に示します。

ソフトウェア

Messaging Server は、SPARC、Solaris 8 版 x86、および Solaris 9 オペレーティングシステムでサポートされています。

『Sun ONE Messaging Server リリースノート』で必要な Solaris オペレーティングシステムのパッチを確認してください。

Messaging Server の本番導入では、高性能キャッシュを使用する DNS サーバーがローカルネットワークに必要です。

さらに、Solaris 設定時に、DNS が適切に設定されており、ローカルサブネット上にないホストへのルーティングが明確に行われていることを確認してください。

Messenger Express を使用するには、JavaScript 対応のブラウザが必要です。Sun ONE では、最適なパフォーマンスを得るため、表 1-1 に示されているブラウザとプラットフォームの組み合わせの使用をお勧めします。

表 1-1 Messaging Server 6.0 で推奨されるクライアントとソフトウェア 

ブラウザ

Solaris 8/9 (Sparc 版および X86 版)

Windows 98

Windows 2000

Windows XP

Red Hat Linux 7.2

NetscapeTM Communicator

7

7

7

7

7

Internet Explorer

なし

5.5, 6.0

5.5, 6.0

6.0

なし

MozillaTM

1.2

1.2

1.2

1.2

1.2

ファイルシステム

Messaging Server は、以下のファイルシステムをサポートしています。

物理メモリ

導入先の各マシンに十分な物理メモリがあることを確認してください。物理メモリを増設すると、パフォーマンスが向上し、ボリュームのピーク時にもサーバーを適正に作動させることができます。十分なメモリがあると、Messaging Server が過剰にスワップすることなく効率的に運用できます。

CPU ごとに最低でも 1G のメモリーを確保してください。

ディスク容量

サーバーシステムのディスク容量を計画するときは、オペレーティング環境のソフトウェア、Messaging Server ソフトウェア、およびデータベース用の容量があることを確認する必要があります。Messaging Server は通常、ディスクに制限されるため、信頼性の高い外部ディスクアレイを使用してください。

また、ユーザーのディスク容量を割り当てる必要があります。この容量は、通常はサイトのポリシーによって決定されます。

CPU リソース

メッセージストア、MTA、およびマルチプレクスサービス (MMP と Messenger Express Multiplexor) のみを実行するシステム用に十分な CPU を確保してください。また、使用予定の RAID システム用にも十分な CPU を確保してください。


Messaging Server プロビジョニングオプションについて

この節では、Messaging Server 6.0 によるプロビジョニングオプションの概略を示します。Messaging Server 6.0 のプロビジョニングは複雑であるため、製品のインストール前にオプションについて十分に理解しておくようお勧めします。

以下の項目について説明します。

メッセージングスキーマの選択肢

この節では、Messaging Server 6.0 で利用できる 2 つのスキーマオプションについて説明します。この節では、次の項目の概略を説明します。

使用するスキーマの決定

インストールに適したスキーマの選択は、プロビジョニングのニーズによって決まります。

Sun ONE LDAP Schema, v.1

Sun ONE LDAP Schema, v.1 は、組織ツリーと DC ツリーの両方で構成されているプロビジョニングスキーマです。このスキーマのセットは、これまでの Measurement Server 5.x バージョンでサポートされていて、単に「スキーマ」と呼ばれていました。

Messaging Server がユーザーまたはグループのエントリを検索する場合、DC ツリー内でユーザーまたはグループのドメインノードを検索し、inetDomainBaseDN 属性の値を抽出します。この属性には、実際のユーザーまたはグループのエントリを含む組織サブツリーへの DN 参照が格納されています。

Sun ONE LDAP Schema, v.1 を使用する必要があるのは、旧バージョンの Messaging Server がインストールされているユーザーだけです。

将来のリリースで他の Sun ONE 製品を含む Messaging Server をインストールする予定がある場合は、Sun ONE LDAP Schema, v.2 への移行は必須になります。

サポートされているプロビジョニングツール : Sun ONE Delegated Administrator for Messaging のグラフィカルユーザーおよびコマンドラインインタフェース、および Sun ONE LDAP Schema, v.1 用の LDAP プロビジョニングツール。詳細は、「Messaging Server プロビジョニングツール」を参照してください。

Sun ONE LDAP Schema, v.2 (ネイティブモード)

Sun ONE LDAP Schema, v.2 は、Directory LDAP を使用してエントリとして保存することができる情報のタイプを記述する、新たに定義されたプロビジョニング定義のセットです。

ネイティブモードは、検索テンプレートを使用して LDAP ディレクトリサーバーを検索します。ドメイン検索テンプレートを使用することでドメインが見つかると、ユーザーまたはグループ検索テンプレートが、特定のユーザーやグループを検索するために使用されます。

Messaging Server をインストールするのが初めてで、二重ツリーのプロビジョニングモデルに依存するマシン上に他のアプリケーションがない場合は、このモードを使用する必要があります。また、Java Enterprise System 製品群に他の製品をインストールする場合も、このモードを使用する必要があります。

Sun ONE LDAP Schema, v.2 のネイティブモードは、Java Enterprise System 製品群のすべての Sun ONE 製品に推奨されるプロビジョニングモデルです。

サポートされているプロビジョニングツール : Sun ONE Communication Server コマンドラインインタフェース、および Sun ONE LDAP Schema, v.2 用の LDAP プロビジョニングツール。詳細は、「Messaging Server プロビジョニングツール」を参照してください。

Messaging Server プロビジョニングツール

サポートされている Messaging Server プロビジョニングツールを使用して、管理者は LDAP ディレクトリ内のユーザー、グループ、およびドメインエントリ情報を、照会、変更、追加、または削除することができます。この節では Messaging Server プロビジョニングツールについて説明します。

使用するスキーマの決定で尋ねられた質問に加えて、表 1-2 を使用して、スキーマとプロビジョニングツールのオプションを評価してください。


Messaging Server のインストールと設定の前に、スキーマモデルとツール、または Messaging Server エントリをプロビジョンするためのツールを決定する必要があります。


以下の節では、サポートされているプロビジョニングツールに関する高度な情報について説明します。

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging は、ユーザーとグループのプロビジョニングのため、コマンドラインインタフェースとグラフィカルユーザーインタフェースの両方を提供します。Delegated Administrator は、プロビジョニング定義の Messaging Server 5.x バージョンである Sun ONE LDAP Schema, v.1 を使用します。プロビジョニング定義は、LDAP Directory Server にエントリとして保管することができる情報のタイプを記述します。

Delegated Administrator をインストールするには、Sun ソフトウェアページからダウンロードする必要があります。ダウンロード場所の情報については、ご利用の Sun ONE 代理店にお問い合わせください。


Delegated Administrator は、Messaging Server と Web Server をインストールして設定してからしかインストールできません。Delegated Administrator のインストールの詳細については、Sun ONE Delegated Administrator のマニュアルを参照してください。

Delegated Administrator を利用できるのは、既存の Messaging Server 5.x インストールに対して Messaging Server 6.0 をインストールする場合だけです。Messaging Server 製品を初めて使用する場合は利用できません。

Delegated Administrator は、Sun ONE Web Server 6.0 (以前の Messaging Server 5.2 製品のみにバンドルされている) とともに使用する必要があります。Web Server 6.1 (Java Enterprise System インストーラにバンドルされている) を Delegated Administrator とともに使用することはできません。

表 1-2 の製品の制限事項と、『Sun ONE Messaging Server 6.0 リリースノート』を参照してください。


インストール手順の要約 : Sun ONE Delegated Administrator for Messaging を Messaging Server 6.0 とともにインストールして設定するには、次の手順を行います。


次の製品をインストールするときは、Java Enterprise System インストーラを使用します。これらの製品の中には、独自の設定を持つものもあれば、製品のコンフィギュレータが Java Enterprise System インストーラ/コンフィギュレータに埋め込まれているものもあります。詳細は、該当の製品のマニュアルを参照してください。


  1. Sun ONE Directory Server 5.1 または 5.2 のどちらかがインストールされ設定されていることを確認します。
  2. 詳細は、『Sun ONE Directory Server インストールガイド』を参照してください。

  3. このマニュアルを参照して、Messaging Server 6.0 をインストールして設定します。
  4. Messaging Server は、Sun ONE Identity Server がインストールされないため、Sun ONE LDAP Schema, v.1 を検出します。

  5. 以前の Messaging Server 5.2 バンドルから Sun ONE Web Server 6.0 をインストールします。
  6. Sun ONE Web Server のマニュアルと Sun ONE Delegated Administrator のマニュアルを参照してください。

  7. Sun ONE Delegated Administrator for Messaging 1.2 パッチ 2 をインストールします。最新バージョンの入手については、Sun サポート代理店にお問い合わせください。
  8. Sun ONE Delegated Administrator のマニュアルを参照してください。

LDAP プロビジョニングツール

ユーザーとグループを Directory LDAP からプロビジョニングすることもできます。Sun ONE プロビジョニンググラフィカルインタフェースおよびコマンドラインインタフェースとは異なり、ユーザーインタフェースを使用せず、LDAP を介して LDIF レコードを追加、削除、および修正することで、ユーザーおよびグループを直接プロビジョニングできます。

インストール手順の要約 :

  1. Sun ONE LDAP Schema, v.2 の使用を計画している場合は、Identity Server をインストールして設定します。Sun ONE LDAP Schema, v.1 の使用を計画している場合は、手順 2 に進んでください。
  2. Identity Server をインストールする場合、Messaging Server は Sun ONE LDAP Schema, v.2 をスキーマモデルとして識別します。Messaging Server ユーザー、グループ、およびドメインのエントリをプロビジョニングするために Identity Server の GUI を使用できない場合でも、組織ツリーに新しい ACI と検索テンプレートを追加するには Identity Server をインストールする必要があります。Identity Server のインストールの詳細は、『Sun ONE Identity Server 6.1 インストールガイド』および『Sun ONE Messaging Server 6.0 プロビジョニングガイド』を参照してください。

    Identity Server をインストールしない場合、Messaging Server は Sun ONE LDAP Schema, v.1 を使用すると見なします。

  3. Directory Server がインストールされていない場合は、必ずインストールして設定してください。
  4. 詳細は、『Sun ONE Directory Server インストールガイド』を参照してください。

  5. Identity Server を設定して、Directory Server 内のデータを認識します。
  6. Identity Server が LDAP ディレクトリ内のデータを認識できるようにするためには、Identity Server によって管理されるすべての組織、グループ、およびユーザーのエントリに、特定のオブジェクトクラスを追加する必要があります。まだこの操作をしていない場合は、新しいアカウントのプロビジョニングを開始する前に実行してください。これらのオブジェクトクラスをディレクトリに自動的に追加できるよう、サンプルスクリプトが Identity Server 製品にバンドルされています。これらのインストール後の手順の詳細は、『Sun ONE Identity Server 6.1 インストールおよび移行ガイド』を参照してください。

  7. このマニュアルを参照して、Messaging Server 6.0 をインストールして設定します。
  8. Messaging Server は、Identity Server がインストールされているかどうかに従って、どの Sun ONE LDAP Schema を使用するかを検出します。

  9. Sun ONE Web Server 6.1 をインストールおよび設定して、Messenger Express でメールのフィルタリングを有効にします。メールのフィルタリングの有効化の詳細は、「Messenger Express メールフィルタの設定」を参照してください。Web Server をインストールするには、『Sun ONE Web Server 6.1 インストールガイド』を参照してください。
  10. メールのフィルタリングはプロビジョニングツールではありませんが、この機能は以前の GUI バージョンの Delegated Administrator for Messaging に存在していました。

  11. LDAP プロビジョニングの実行については、Sun ONE Messaging Server のマニュアルを参照してください。
  12. Sun ONE LDAP Schema, v.2 の LDAP プロビジョニングの場合は、『Sun ONE Messaging Server 6.0 プロビジョニングガイド』と『Sun ONE Messaging Server 6.0 スキーマリファレンスマニュアル』を参照してください。

    Sun ONE LDAP Schema, v.1 の LDAP プロビジョニングの場合は、『Messaging Server 5.2 プロビジョニングガイド』と『Sun ONE Messaging Server 6.0 スキーマリファンレスマニュアル』を参照してください (6.0 のスキーマリファレンスマニュアルには、Sun ONE LDAP Schema, v.1 と v.2 の両方のオブジェクトクラスと属性が記載されています)。

Sun ONE Communication Server のコマンドラインユーティリティ

Sun ONE Identity Server は、Sun ONE LDAP Schema, v.2 を使用します。これは、Directory LDAP を使用してエントリとして保存できる情報のタイプを記述する、新たに定義されたプロビジョニング定義のセットです。

Java Enterprise System 製品郡の中の Sun ONE サーバー製品は Sun ONE LDAP Schema, v.2 を使用するため、複数の Java Enterprise System 製品を使用する場合や、Messaging Server の新規のインストールを実行する場合は特に、Sun ONE Communication Server のコマンドラインユーティリティを使用することをお勧めします。


Identity Server をインストールする場合でも、Messaging Server と互換性があるグラフィカルユーザーインタフェースはありません。このため、インタフェースによってユーザーとグループをプロビジョニングするために使用できるのは、ユーザー管理ユーティリティだけです。


インストール手順の要約 :

  1. Identity Server をインストールして設定します。
  2. Messaging Server ユーザー、グループ、およびドメインのエントリをプロビジョニングするために Identity Server の GUI を使用できない場合でも、組織ツリーに新しい ACI と検索テンプレートを追加するには Identity Server をインストールする必要があります。詳細については、『Sun ONE Identity Server インストールガイド』と『Sun ONE Messaging Server 6.0 プロビジョニングガイド』を参照してください。

  3. Directory Server がまだインストールされていない場合は、必ずインストールして設定してください。
  4. 詳細は、『Sun ONE Directory Server インストールガイド』を参照してください。

  5. Identity Server を設定して、Directory Server 内のデータを認識します。
  6. Identity Server が LDAP ディレクトリ内のデータを認識できるようにするためには、Identity Server によって管理されるすべての組織、グループ、およびユーザーのエントリに、特殊なオブジェクトクラスを追加する必要があります。まだ追加していない場合は、新しいアカウントのプロビジョニングを開始する前に実行してください。これらのオブジェクトクラスをディレクトリに自動的に追加できるよう、サンプルスクリプトが Identity Server 製品にバンドルされています。これらのインストール後の手順の詳細は、『Sun ONE Identity Server 6.1 インストールおよび移行ガイド』を参照してください。

  7. このマニュアルを参照して、Messaging Server 6.0 をインストールして設定します。
  8. Messaging Server は、Sun ONE Identity Server がインストールされているため、Sun ONE LDAP Schema、v2 を使用していることを検出します。

  9. Sun ONE Web Server 6.1 をインストールおよび設定して、Messenger Express でメールのフィルタリングを有効にします。メールのフィルタリングの有効化の詳細は、「Messenger Express メールフィルタの設定」を参照してください。Web Server をインストールするには、『Sun ONE Web Server 6.1 インストールガイド』を参照してください。
  10. メールのフィルタリングはプロビジョニングツールではありませんが、以前の GUI バージョンの Delegated Administrator for Messaging に存在していた機能です。

  11. Sun ONE Messaging および Calendar Servers 用の User Management Utility をインストールして設定します。
  12. 『Sun ONE User Management Utility for Sun ONE Messaging and Calendar Servers 設定およびリファレンスマニュアル』を参照してください。

プロビジョニングツールオプションの比較

表 1-2 に、サポートされている各種スキーマ、プロビジョニングツール、プロビジョニングの制限事項、およびその他の情報のために推奨されるマニュアルを示します。

表 1-2 Messaging Server プロビジョニング機構 

サポートされているプロビジョニングツール

プロビジョニングツールの機能

プロビジョニングツールの制限事項

詳細情報

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging グラフィカルユーザーインタフェース

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.1

管理者に、ユーザー、グループ、ドメイン、およびメーリングリストを管理するためのグラフィカルユーザーインタフェースを提供します。エンドユーザーは不在メッセージとフィルタの機能を管理できます。

  • Messaging Server 6.0 にアップグレードしようとしている Messaging Server 5.x の既存のカスタマのみが利用できます。
  • Sun ONE Web Server 6.0 でのみ使用できます (Messaging Server 5.2 で利用している場合のみ)。Sun ONE Web Server 6.1 では使用できません。
  • Sun ONE Schema、v.2 および他の Java Enterprise System 製品とは互換性がありません。
  • メールフィルタを Sun ONE Messenger Express から使用することはできません。フィルタは Delegated Administrator を介して使用する必要があります。
  • Messaging Server 5.2 製品でのみ利用可能な自動返信チャネルを使用する必要があります。

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging 1.3 のマニュアルを参照してください。

Sun ONE Delegated Administrator インタフェースのインストールおよび管理方法を説明しています。

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging コマンドラインインタフェース

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.1

管理者に、ユーザー、グループ、ドメイン、およびメーリングリストを管理するためのコマンドラインインタフェースを提供します。

  • Sun ONE Schema、v.2 および他の Java Enterprise System 製品とは互換性がありません。

Sun ONE Delegated Administrator for Messaging 1.3 のマニュアルを参照してください。

Sun ONE Delegated Administrator コマンドラインユーティリティの構文と使用方法を説明しています。

LDAP プロビジョニングツール

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.1

LDAP エントリを直接変更するツール、またはカスタムのプロビジョニングツールを作成するためのツールを提供します。

  • Sun ONE Schema、v.2 および他の Java Enterprise System 製品とは互換性がありません。

『Sun ONE Messaging Server 5.2 プロビジョニングガイド』と『Sun ONE Messaging and Collaboration 6.0 スキーマリファレンスマニュアル』を参照してください。

Sun ONE LDAP Schema, v.1 プロビジョニングモデルについて説明しています。

また、これらのガイドでは、LDAP プロビジョニングツールと、特定の属性とオブジェクトクラスの使用方法について説明しています。

Sun ONE Console

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.1

Sun ONE Console にはプロビジョニング機能が含まれていますが、Messaging ユーザーとグループのプロビジョニングに使用することはお勧めできません。その代わり、制限容量、ログファイル、その他の関連する Message Store 項目などのサーバー設定の管理にはSun ONE Console を使用してください。

  • Sun ONE Schema、v.2 および他の Java Enterprise System 製品とは互換性がありません。
  • Console は、ユーザーとグループを適切に追加して変更することができないという点で、プロビジョニングツールとしてはお勧めできません。

『Sun ONE Messaging Server 6.0 管理者ガイド』と、これに対応する Sun ONE Console オンラインヘルプを参照してください。

Sun ONE Communication Server のコマンドラインインタフェース

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.2

管理者に、ユーザー、グループ、ドメイン、およびメーリングリストを管理するためのコマンドラインインタフェースを提供します。

他の Java Enterprise System 製品と互換性があります。

  • Sun ONE Schema、v.1 との後方互換性はありません。
  • Sun ONE Identity Server とともに使用する GUI プロビジョニングツールはありません。
  • このコマンドラインインタフェースを使用するためには、Sun ONE Identity Server をインストールする必要があります。

『Sun ONE Communications Server 6.0 プロビジョニングツール 設定およびリファレンスマニュアル』を参照してください。

コマンドラインユーティリティの構文と使用方法を説明しています。

LDAP プロビジョニングツール

使用するもの : Sun ONE LDAP Schema, v.2

LDAP エントリを直接変更するツール、またはカスタムのプロビジョニングツールを作成するためのツールを提供します。

他の Java Enterprise System 製品と互換性があります。

  • Sun ONE Schema、v.1 との下位互換性はありません。

『Sun ONE Messaging Server 6.0 プロビジョニングガイド』と『Sun ONE Messaging and Collaboration 6.0 スキーマリファレンスマニュアル』を参照してください。

Sun ONE LDAP Schema, v.2 プロビジョニングモデルについて説明しています。

また、これらのガイドでは、LDAP プロビジョニングツールと、特定の属性とオブジェクトクラスの使用方法について説明しています。


インストール前の手順

この節では、Messaging Server をインストールする前に実行する必要がある推奨手順について説明します。

sendmail デーモンの無効化

Messaging Server をインストールする前に、sendmail デーモンが実行されている場合は無効にしておく必要があります。無効にするには、次の手順に従います。

  1. /etc/init.d ディレクトリに移動します。

    cd /etc/init.d

  2. sendmail デーモンが実行されている場合は停止します。

    ./sendmail stop

  3. MODE="" を追加することによって、/etc/default/sendmail を変更します。
  4. sendmail ファイルが存在しない場合は、このファイルを作成してから MODE="" を追加します。

    この変更を追加しておくことによって、ユーザーが誤って sendmail start を実行した場合、あるいはパッチが sendmail を再起動した場合に、sendmail がデーモンモードで起動されなくなります。

インストール時の注意事項

この節では、Messaging Server のインストールの準備に役立つ注意事項について説明します。

インストールワークシート

Messaging Server のインストール中に、付録 A 「インストールワークシート」のインストールワークシートを使用してインストールプロセスを記録したり作業の助けにしてください。複数の Messaging Server をインストール、アンインストール、またはアップグレードする場合に、このインストールワークシートを再利用できます。


ヒント

インストール時に指定したすべてのポート番号、およびそのポート番号を使用するコンポーネントを記録しておくことをお勧めします。




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