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Sun ONE Messaging Server 6.0 インストールガイド (Solaris 版)

このマニュアルについて

このマニュアルでは、SunTM ONE Messaging Server 6.0 および添付ソフトウェアコンポーネントのインストールおよび設定方法について説明します。Sun ONE Messaging Server は、オープンインターネット規格を使用する様々な規模の企業およびメッセージングホストの電子メールに関するニーズに応え、強力で柔軟なクロスプラットフォーム対応のソリューションを提供します。

この章には、以下の項目があります。


対象読者

このマニュアルは、自分のサイトに Sun ONE Messaging Server をインストールおよび導入する担当者を対象としています。


Netscape Messaging Server または Sun Internet Mail Server 製品の既存のメールボックスやメッセージキューを、Sun ONE Messaging Server に直接移行することはできません。

Netscape Messaging Server または Sun Internet Mail Server から Sun ONE Messaging Server 5.2 への移行については、『SunTM ONE Messaging Server 5.2 移行ガイド』を参照してください。また、Messaging Server 5.2 から Sun ONE Messaging Server 6.0 にアップグレードする際は、第 4 章「Sun ONE Messaging Server へのアップグレード」のアップグレード手順に従ってください。



お読みになる前に

このマニュアルは、Messaging Server ソフトウェアのインストール担当者を対象としており、以下のことに関する一般的な知識を持っていることを前提としています。


このマニュアルの構成

このマニュアルは、次の章および付録から構成されています。


表記上の規則

モノスペースフォント

モノスペースフォント は、コンピュータ画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを表します。また、ファイル名、識別名、関数および使用例を表す場合にも使用されます。

太字のモノスペースフォント

太字のモノスペースフォント は、コード例の中のユーザーが入力するテキストを表します。たとえば、次のように使用されます。

./installer

この例で、ユーザーは ./installer をコマンド行に入力します。

斜体フォント

斜体フォント は、インストール状況に応じた固有の情報 (変数など) を使用して入力するテキストに使用されます。サーバーのパスや名前に使用します。

たとえば、パス参照は、以下のような形式で表記されています。

msg_svr_base/...

Messaging Server Base (msg_svr_base) は、サーバーをインストールしたディレクトリパスを表します。msg_svr_base のデフォルト値は /opt/SUNWmsgsr. です。

斜体フォントは、コマンドラインユーティリティの構文内で使われる変数を表すためにも使用されます。たとえば、commadmin admin remove コマンドの構文は、次のように表されます。

commadmin admin remove -D login -l userid -n domain -w password [-d domain]
           [-h] [-i inputfile] [-p port] [-X host] [-s] [-v]

この例では、オプションの引数が斜体になっています。たとえば、-w password オプションでは、commadmin admin remove コマンドを入力するときに、password を管理者のパスワードに置き換えることを意味しています。

角括弧

オプションのパラメータは、角括弧 [] で囲まれています。たとえば、このマニュアルでは、configutil コマンドの使用方法が次のように示されています。

./configutil [options] [arguments]

次のように configutil を単体で実行したり、configutil パラメータおよび値の一部またはすべてを列挙したりすることもできます。

./configutil

[options] および [arguments] は、configutil コマンドに追加できるオプションパラメータがあることを示しています。たとえば、次のように configutil コマンドに -p オプションを付けて指定すると、プレフィックス service.imap が付いたすべてのパラメータを列挙できます。

./configutil -p service.imap

コマンド行プロンプト

このマニュアルの各例では、コマンド行プロンプト (たとえば、C シェルの %、Korn/Bourne シェルの $ など) が表示されていません。使用しているオペレーティングシステムによって、コマンド行プロンプトが異なるためです。ただし、特に補足されていないかぎり、コマンドは本書で示すとおりに入力してください。

プラットフォーム固有の構文

このマニュアルの例では UNIX C シェルを使用しています。必要に応じて、使用するシェルに合うように適宜変更してください。

このマニュアルで示しているパスは、すべて UNIX 形式です。Windows 2000 ベースの Sun ONE Messaging Server を使用している場合は、このマニュアルでUNIX ファイルパスが示されている箇所を、Windows 2000 に対応するファイルパスに読み替えてください。


関連情報

Sun ONE Messaging Server には、このマニュアルのほかに、管理者用の補足情報およびエンドユーザーやディベロッパ用のマニュアルもあります。次の URL を使用すると、Messaging Server のすべてのマニュアルを参照できます。

http://docs.sun.com/db/prod/s1msgsrv

利用できる関連マニュアルは次のとおりです。

Sun ONE Messaging Server の製品群には、Sun ONE Console、Directory Server、Administration Server など、ほかの製品も含まれています。Sun ONE Messaging Server 製品およびその他の製品のマニュアルは、次の URL で参照できます。

http://docs.sun.com/db/prod/sunone

また、Messaging Server 製品に関する特定の質問に対する技術的ヘルプについては、Sun ONE Messaging Server Software Forum を参照してください。以下の URL をご利用ください。

http://swforum.sun.com/jive/forum.jsp?forum=15


オンラインでこのマニュアルを入手するには

『Sun ONE Messaging Server 6.0 インストールガイド』は、PDF 形式および HTML 形式で、オンラインで参照できます。以下の URL をご利用ください。

http://docs.sun.com/db/prod/s1msgsrv



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