データエクスポータはデフォルトでは無効にされるため、操作可能になるよう設定する必要があります。データエクスポータの設定では、設定を開始する前にいくつかの決定を行う必要があります。
エクスポートするデータタイプ
各データタイプのデータを収集するために使用する方法
各タイプのデータをエクスポートする頻度
各タイプのエクスポートされるスキーマに何を含めるか
カスタムのウェアハウスインタフェースコード (WIC) ファクトリクラスが必要か
データエクスポータが有効にされると、デフォルトの設定では、すべてのデータタイプのすべての属性がエクスポートされます。これにより、使用されないはずのウェアハウスの記憶領域が消費されて、Identity Manager とウェアハウスで不必要な処理負荷が発生する可能性があります。データウェアハウスは保存力が高く、あとでデータが使用される可能性がある場合にはデータを収集する傾向があります。エクスポートできるデータをすべてエクスポートする必要はありません。エクスポートするデータタイプを設定し、一部のイベントがエクスポートされないように制限することができます。
上記の点について決定したら、以下の手順に従ってデータエクスポータを実装します。
(省略可能) 選択したタイプのエクスポートスキーマをカスタマイズし、ウェアハウス DLL を再作成します。詳細については、『Sun Identity Manager Deployment Guide』の「Customizing Data Exporter」を参照してください。
ウェアハウスの RDBMS にユーザーアカウントを作成し、そのシステムでウェアハウス DDL を読み込みます。詳細については、『Sun Identity Manager Deployment Guide』の「Customizing Data Exporter」を参照してください。
「データエクスポータの設定」の説明に従って、データエクスポータを設定します。
データエクスポータをテストして正しく設定されたことを確認します。詳細については、「データエクスポータのテスト」を参照してください。
(省略可能) データウェアハウスに書き込まれるデータを検索できるフォレンジッククエリーを作成します。詳細については、「フォレンジッククエリーの設定」を参照してください。
JMX を使用し、ログファイルを監視して、データエクスポータを維持します。詳細については、「データエクスポータの維持」を参照してください。