次の手順を実行する前に、「QoS ポリシーのクラスを定義する方法」の手順を完了しておく必要があります。
「QoS ポリシーのクラスを定義する方法」で作成した QoS 計画テーブルの各クラスに 1 つ以上のフィルタを作成します。
必要であれば、1 つのクラスの着信トラフィックと発信トラフィックに対して、フィルタを別々に作成することを検討してください。たとえば、ftp-in フィルタと ftp-out フィルタを IPQoS 対応の FTP サーバーの QoS ポリシーに追加します。そうすれば、基本セレクタに加えて、該当する方向セレクタも定義できます。
クラスのフィルタごとにセレクタを最低 1 つ定義します。
表 33–1 で紹介されている QoS 計画テーブルを使用して、定義したクラスのフィルタを埋めます。
次の表は、出力 FTP トラフィック向けにフィルタを定義する方法を示す例です。
クラス |
優先順位 |
フィルタ |
セレクタ |
---|---|---|---|
ftp-traffic |
4 |
ftp-out |
saddr 10.190.17.44 daddr 10.100.10.53 sport 21 direction LOCAL_OUT |
フロー制御スキームを定義するには、「フロー制御を計画する方法」を参照してください。
フローがネットワークストリームに戻るときのフローの転送動作を定義するには、「転送動作を計画する方法」を参照してください。
特定の種類のトラフィックのフローアカウンティングを計画するには、「フローアカウンティングを計画する方法」を参照してください。
QoS ポリシーにさらにクラスを追加するには、「QoS ポリシーのクラスを定義する方法」を参照してください。
QoS ポリシーにさらにフィルタを追加するには、「QoS ポリシーにフィルタを定義する方法」を参照してください。