Solaris のシステム管理 (IP サービス)

IPQoS 構成ファイル内での QoS ポリシーの定義 (作業マップ)

この作業マップでは、IPQoS 構成ファイルを作成するための一般的な作業の一覧と、各作業の実行手順を説明した節へのリンクを示します。

作業 

説明 

説明 

1. IPQoS 対応のネットワーク構成を計画する 

ローカルネットワーク上でどのシステムを IPQoS 対応にするかを決定する 

「IPQoS 用のネットワークを準備する方法」

2. ネットワーク上の IPQoS システム用 QoS ポリシーを計画する 

トラフィックフローを区別できるサービスクラスとして識別する。次に、トラフィック管理が必要なフローを決定する 

「サービス品質ポリシーの計画」

3. IPQoS 構成ファイルを作成し、その最初のアクションを定義する 

IPQoS ファイルを作成し、IP クラシファイアを呼び出し、処理を実行させるクラスを定義する 

「IPQoS 構成ファイルを作成し、トラフィッククラスを定義する方法」

4. クラス用のフィルタを作成する 

トラフィックの選択とクラス分けとを規定するフィルタを追加する 

「IPQoS 構成ファイル内でフィルタを定義する方法」

5. IPQoS 構成ファイルにクラスおよびフィルタをさらに追加する 

IP クラシファイアに処理させるクラスおよびフィルタをさらに作成する 

「ベストエフォート Web サーバー用の IPQoS 構成ファイルを作成する方法」

6. メータリングモジュールを構成するパラメータを含む action 文を追加する

QoS ポリシーがフロー制御を必要とする場合、フロー制御速度および適合レベルをメーターに割り当てる 

「IPQoS 構成ファイル内でフロー制御を構成する方法」

7. マーカーを構成するパラメータを含む action 文を追加する

QoS ポリシーが差別化転送動作を必要とする場合、トラフィッククラスの転送方法を定義する 

「IPQoS 構成ファイル内でトラフィック転送を定義する方法」

8. フローアカウンティングモジュールを構成するパラメータを含む action 文を追加する

QoS ポリシーがトラフィックフローに関する統計の取得を必要とする場合、これらのアカウンティング統計の収集方法を定義する 

「IPQoS 構成ファイル内でクラスのアカウンティングを有効にする方法」

9. IPQoS 構成ファイルを適用する 

作成した IPQoS 構成ファイルの内容を、適切なカーネルモジュールに追加する 

「新規構成を IPQoS カーネルモジュールへ適用する方法」

10. 転送動作をルーターファイル内で構成する 

ネットワーク上のいずれかの IPQoS 構成ファイルで転送動作が定義されている場合、結果として得られる DSCP を、ルーターの適切なスケジューリングファイルに追加する 

「IPQoS 対応ネットワーク上でルーターを構成する方法」