Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedure/etc/default/nfs ファイルを変更することで、クライアント上で異なるバージョンの NFS を選択する方法

次の手順は、/etc/default/nfs ファイルを変更して、クライアント上で使用される NFS のバージョンを制御する方法を示しています。コマンド行を使用する場合は、「コマンド行を使用して、クライアント上で異なるバージョンの NFS を選択する方法」を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. /etc/default/nfs ファイルを編集します。

    たとえば、クライアント上で version 3 だけを使用するようにするには、NFS_CLIENT_VERSMAX と NFS_CLIENT_VERSMIN の値を 3 に設定します。キーワードとその値の一覧については、/etc/default/nfs ファイルのキーワード」を参照してください。


    NFS_CLIENT_VERSMAX=value
    NFS_CLIENT_VERSMIN=value
    
    value

    バージョン番号を指定します。


    注 –

    これらの行は、デフォルトでコメントになっています。ポンド記号 (#) を削除することも忘れないでください。


  3. クライアント上で NFS をマウントします。

    次のコマンドを入力します。


    # mount server-name:/share-point /local-dir
    
    server-name

    サーバーの名前を指定します。

    /share-point

    共有するリモートディレクトリのパスを指定します。

    /local-dir

    ローカルマウントポイントのパスを指定します。

参照

「NFS におけるバージョンのネゴシエーション」