Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

/etc/default/nfs ファイルのキーワード

NFS version 4 では、次のキーワードを /etc/default/nfs ファイルに設定できます。これらのキーワードは、クライアントとサーバーの両方で使用される NFS プロトコルを制御します。

NFS_SERVER_VERSMIN

サーバーが登録し提供する最小バージョンの NFS プロトコルを設定します。Solaris 10 以降のリリースでは、デフォルトは 2 です。有効な値はほかに 3 と 4 があります。「NFS サービスの設定」を参照してください。

NFS_SERVER_VERSMAX

サーバーが登録し提供する最大バージョンの NFS プロトコルを設定します。Solaris 10 以降のリリースでは、デフォルトは 4 です。有効な値はほかに 2 と 3 があります。「NFS サービスの設定」を参照してください。

NFS_CLIENT_VERSMIN

NFS クライアントが使用する最小バージョンの NFS プロトコルを設定します。Solaris 10 以降のリリースでは、デフォルトは 2 です。有効な値はほかに 3 と 4 があります。「NFS サービスの設定」を参照してください。

NFS_CLIENT_VERSMAX

NFS クライアントが使用する最大バージョンの NFS プロトコルを設定します。Solaris 10 以降のリリースでは、デフォルトは 4 です。有効な値はほかに 2 と 3 があります。「NFS サービスの設定」を参照してください。

NFS_SERVER_DELEGATION

NFS version 4 の委託機能をサーバーで有効にするかどうかを制御します。この機能が有効な場合、サーバーは NFS version 4 のクライアントに委託しようとします。デフォルトでは、サーバー委託は有効になっています。サーバー委託を無効にするには、「サーバー上で異なるバージョンの NFS を選択する方法」を参照してください。詳細は、「NFS version 4 における委託」を参照してください。

NFSMAPID_DOMAIN

クライアントとサーバーに共通のドメインを設定します。ローカル DNS ドメイン名を使用するデフォルトの動作は無効になります。作業の詳細は、「NFS サービスの設定」を参照してください。また、nfsmapid デーモン」も参照してください。