Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

PPPoE トンネル設定の主な作業 (作業マップ)

次の表に、PPPoE クライアントと PPPoE アクセスサーバーを構成するための主な作業を一覧表示します。サイトで PPPoE を実装するには、PPPoE トンネルの自分の側だけ、つまりクライアント側かアクセスサーバー側のどちらかを設定します。

表 20–1 PPPoE クライアントの設定 (作業マップ)

作業 

説明 

参照先 

1. PPPoE のインタフェースを構成する 

Ethernet インタフェースを PPPoE トンネルで使用するために定義する 

「PPPoE クライアントのインタフェースを構成する方法」

2. PPPoE アクセスサーバーに関する情報を構成する 

PPPoE トンネルのサービスプロバイダ側にあるアクセスサーバーのパラメータを定義する 

「PPPoE アクセスサーバーピアを定義する方法」

3. PPP 構成ファイルを設定する 

まだクライアントの PPP 構成ファイルを定義していない場合は、定義する 

「シリアル回線を介した通信を定義する方法」

4. トンネルを作成する 

アクセスサーバーを呼び出す 

「PPPoE アクセスサーバーピアを定義する方法」

表 20–2 PPPoE アクセスサーバーの設定 (作業マップ)

作業 

説明  

参照先 

1. PPPoE のアクセスサーバーを構成する 

PPPoE トンネルで使用する Ethernet インタフェースと、アクセスサーバーが提供するサービスを定義する 

「PPPoE アクセスサーバーの設定方法」

2. PPP 構成ファイルを設定する 

まだクライアントの PPP 構成ファイルを定義していない場合は、定義する 

「ダイアルインサーバーを介した通信を構成する」

3. (省略可能) インタフェースの使用を限定する 

PPPoE オプションと PAP 認証を使用して、特定の Ethernet インタフェースの使用を特定のクライアントに限定する 

「インタフェースの使用を特定のクライアントに限定する方法」