Solaris 10 以降のリリースでは、読み取り専用の /usr ファイルシステムをサポートするために、/usr/lib/mail ディレクトリの内容が /etc/mail/cf ディレクトリに移動されました。詳細は、「/etc/mail/cf ディレクトリの内容」を参照してください。ただし、シェルスクリプト /usr/lib/mail/sh/check-hostname および /usr/lib/mail/sh/check-permissions は、/usr/sbin ディレクトリに置かれるようになりました。「メールサービスに使用するその他のファイル」を参照してください。下位互換性を確保するために、シンボリックリンクが各ファイルの新しい位置を示します。
/usr/lib/mail/cf/main-v7sun.mc の新しい名前は /etc/mail/cf/cf/main.mc です。
/usr/lib/mail/cf/subsidiary-v7sun.mc の新しい名前は /etc/mail/cf/cf/subsidiary.mc です。
helpfile は /etc/mail/helpfile にあります。古い名前 (/etc/mail/sendmail.hf) には、新しい名前へのシンボリックリンクがあります。
trusted-users ファイルは /etc/mail/trusted-users にあります。アップグレード中に、新しい名前は検出されず、古い名前である /etc/mail/sendmail.ct が検出されると、古い名前から新しい名前へのハードリンクが作成されます。それ以外の場合には、変更されません。デフォルトの内容は、root です。
local-host-names ファイルは /etc/mail/local-host-names にあります。アップグレード中に、新しい名前は検出されず、古い名前である /etc/mail/sendmail.cw が検出されると、古い名前から新しい名前へのハードリンクが作成されます。それ以外の場合には、変更されません。デフォルトの内容は、ゼロ長です。