ここでは、Communications Express を設定する設定ファイルの 2 つのパラメータについて説明します。
Communications Express を使用するには次の設定を行なっておく必要があります。
設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
次の表に示すように、ics.conf パラメータを編集します。
"yes" に設定すると、管理者のプロキシ認証が有効になります。デフォルトは "yes" です。
Calendar Server の管理権限を持つユーザー ID をリスト表示します。デフォルトは “calmaster” です。複数の値を指定する場合は、各値を空白文字で区切ります。値の 1 つは、uwconfig.properties ファイルの calendar.wcap.adminid に指定されている値である必要があります。
calmaster のユーザー ID。これは、uwcconfig.properties ファイルの calendar.wcap.adminid パラメータに指定されているユーザー ID と同じになります。
calmaster のパスワード。これは、uwcconfig.properties ファイルの calendar.wcap.passwd パラメータに指定されているユーザー ID と同じになります。
uwcconfig.properties ファイルは、comms-express-svr-base/WEB-INF/config ディレクトリにあります。ここで comm-express-svr-base は、Communications Express がインストールされているディレクトリです。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
Communications Express の設定手順については、『Sun Java System Communications Express 6.3 Customization Guide』を参照してください。
設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
ics.conf に含まれる次のパラメータを編集して、匿名アクセスを有効にします。
匿名アクセスのユーザーによる公開カレンダへの書き込みを有効または無効にします。アクセスを有効にするには、この値を "yes" に設定します (デフォルト)。
ユーザーが書き込み可能な公開カレンダを所有できるようにします。これは、デフォルトで有効になっています ("yes" に設定)。
必要に応じて、このパラメータを "yes" に設定し、匿名アクセス (ログイン) を有効にします。デフォルト値は "yes" です。
匿名ログインが有効になっているときには、セキュリティー上の理由から、カレンダ検索を行う際に最初に LDAP を検索できないようにしたい場合があります。その場合には、このパラメータを "no" に設定します (デフォルト)。
Communications Express では、service.calendarsearch.ldap パラメータの値を "no" に設定する必要があります。この設定は、DWP 環境 (データベースが複数のバックエンドに分散されている環境) で最良のパフォーマンスを得るためのシステム調整の指示とは矛盾しています。「21.2 DWP 環境でのカレンダ検索のパフォーマンス向上」を参照してください。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
Communications Express の設定手順については、『Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド』を参照してください。