Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

Procedure匿名アクセスを有効にするには

  1. 設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. /etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。

  4. 古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。

  5. ics.conf に含まれる次のパラメータを編集して、匿名アクセスを有効にします。

    service.wcap.anonymous.allowpubliccalendarwrite

    匿名アクセスのユーザーによる公開カレンダへの書き込みを有効または無効にします。アクセスを有効にするには、この値を "yes" に設定します (デフォルト)。

    service.wcap.allowpublicwritablecalendars

    ユーザーが書き込み可能な公開カレンダを所有できるようにします。これは、デフォルトで有効になっています ("yes" に設定)。

    service.http.allowanonymouslogin

    必要に応じて、このパラメータを "yes" に設定し、匿名アクセス (ログイン) を有効にします。デフォルト値は "yes" です。

    service.calendarsearch.ldap

    匿名ログインが有効になっているときには、セキュリティー上の理由から、カレンダ検索を行う際に最初に LDAP を検索できないようにしたい場合があります。その場合には、このパラメータを "no" に設定します (デフォルト)。


    注 –

    Communications Express では、service.calendarsearch.ldap パラメータの値を "no" に設定する必要があります。この設定は、DWP 環境 (データベースが複数のバックエンドに分散されている環境) で最良のパフォーマンスを得るためのシステム調整の指示とは矛盾しています。「21.2 DWP 環境でのカレンダ検索のパフォーマンス向上」を参照してください。


  6. ファイルを ics.conf として保存します。

  7. Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal

    Communications Express の設定手順については、『Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド』を参照してください。