Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

iim.conf のパラメータによる Instant Messaging コンポーネントのロギング設定

ログファイルの生成に log4j を使用していない場合、Instant Messaging がロギング情報を生成する対象の各コンポーネントに固有の設定パラメータを設定する必要があります。Instant Messaging では、この方法をパラメータに基づくロギングと呼びます。リダイレクトサーバー、マルチプレクサ、カレンダエージェント、ウォッチドッグを含むすべてのサーバーインスタンスに対して、パラメータに基づくロギングを使用できます。


注 –

iim.conf のパラメータに基づくこのロギング機構は、将来のリリースで非推奨になる可能性があります。可能な場合は log4j を使用してください。


表 13–2 は、Instant Messaging の各コンポーネントのログファイル名と、ロギングレベルの設定に使用する iim.conf 内の設定パラメータの一覧です。

表 13–2 Instant Messaging コンポーネントのログファイル名とロギングレベル設定パラメータ

コンポーネント 

ログファイル名 

ロギングレベル設定パラメータ 

サーバー 

xmppd.log

iim.log.iim_server.severity

マルチプレクサ 

mux.log

iim.log.iim_mux.severity

カレンダエージェント 

agent-calendar.log

iim.log.agent-calendar.severity

ウォッチドッグ 

iim_wd.log

iim.log.iim_wd.severity

設定パラメータに設定可能な値は、次のとおりです。

各ロギングレベルでログに記録される情報の詳細は、「Instant Messaging コンポーネントのロギングレベル」を参照してください。

また、Sun JavaTM System Access Manager を使用する配備でのロギング設定は、com.iplanet.services.debug.level プロパティーによって決定されます。このプロパティーは、Sun Java System Access Manager ホスト上の AMConfig.properties ファイルで設定します。デフォルトでは、このファイルは次の場所にインストールされています。

AM-svr-base/lib/AMConfig.properties

AM-svr-base は、Access Manager をインストールしたディレクトリです。

このプロパティーに設定可能な値は、次のとおりです。

デフォルトでは、Sun Java System Portal Server のデスクトップログファイル (desktop.debug) とアーカイブログファイル (IMArchiveSearch.log および IMArchiveSubmit.log) は次の場所に格納されます。

Procedureiim.conf のパラメータを使用して Instant Messaging コンポーネントのログレベルを設定する

  1. iim.conf 内のロギングパラメータを変更します。

    各コンポーネントのログファイルと、設定が必要な関連パラメータの一覧は、表 13–2 を参照してください。

    iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、iim.conf ファイルの構文」を参照してください。ウォッチドッグの詳細については、「ウォッチドッグプロセスの管理」を参照してください。カレンダエージェントの詳細については、第 16 章「カレンダのポップアップリマインダの使用」を参照してください。