表 A–6 は、マルチプレクサ設定パラメータの一覧とその説明です。
表 A–6 マルチプレクサ設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
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iim_mux.listenport |
multiplexorname または IP address:5222 |
マルチプレクサが Instant Messenger から受信する要求を待機する際に使用する IP アドレスまたは FQDN および待機ポートです。値の形式は、IPaddress:port 、multiplexorname: port のいずれかです。IP アドレスまたはドメイン名を指定しなかった場合、localhost の INADDR_ANY が使用されます。 この値を変更した場合、ファイル im.html と im.jnlp 内のポート値も、同じ値に変更する必要があります。 |
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iim_mux.serverport |
45222 |
マルチプレクサが通信する相手の Instant Messaging サーバーおよびポートです。値の形式は、servername:port 、IPaddress: port のいずれかです。 |
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iim_mux.numinstances |
1 |
マルチプレクサのインスタンス数です。このパラメータは、Solaris プラットフォームに対してのみ有効です。 |
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iim_mux.maxthreads |
5 |
マルチプレクサの 1 インスタンス当たりの最大スレッド数です。 |
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iim_mux.maxsessions |
2000 |
1 マルチプレクサプロセス当たりの最大同時接続数です。 |
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iim_mux.usessl |
off |
この値が on に設定された場合、マルチプレクサは、アプリケーションデータを交換する前に、受け入れた接続ごとに SSL ハンドシェイクを要求します。 |
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iim_mux.secconfigdir |
/etc/opt/SUNWiim/default/ config |
このディレクトリには鍵と証明書のデータベースが含まれます。また、通常はセキュリティーモジュールデータベースも含まれます。Instant Messaging の複数のインスタンスを作成した場合は、/default ディレクトリの名前が異なる可能性があります。 |
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iim_mux.keydbprefix |
なし |
この値には、鍵データベースのファイル名のプレフィックスが必要です。鍵データベースのファイル名は、必ず key3.db で終わる必要があります。 たとえば This-Database-key3.db のように、鍵データベース名にプレフィックスが含まれている場合、このパラメータの値は This-Database になります。 |
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iim_mux.certdbprefix |
なし |
この値には、証明書データベースのファイル名のプレフィックスが必要です。証明書データベースのファイル名は、必ず cert7.db で終わる必要があります。 たとえば Secret-stuff-cert7.db, のように、証明書データベース名にプレフィックスが含まれている場合、このパラメータの値は Secret-stuff になります。 |
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iim_mux.secmodfile |
secmod.db |
この値には、セキュリティーモジュールファイルの名前が必要です。 |
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iim_mux.certnickname |
Multiplexor-Cert |
この値には、証明書のインストール時に入力した証明書の名前が必要です。 この証明書の名前は、大文字と小文字が区別されます。 |
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iim_mux.keystorepasswordfile |
/etc/opt/SUNWiim/default/ config/sslpassword.conf |
この値には、鍵データベースのパスワードが格納されたファイルの相対パスと名前が必要です。このファイルは次の行を含む必要があります。
password は、鍵データベースを保護するパスワードです。 Instant Messaging の複数のインスタンスを作成した場合は、/default ディレクトリの名前が異なる可能性があります。 |
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iim_mux.stat_frequency |
600 |
この値は、マルチプレクサが活動概要をログファイルに記録する頻度を表します。最小値は 10 秒です。 |
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iim_mux.enable |
true |
値が true の場合、このインスタンスでマルチプレクサが実行されます。値が false の場合、このインスタンスでマルチプレクサは実行されません。 |