この節では、次の設定方法について説明します。
configure を実行します。
configure ユーティリティーの詳細については、「設定チェックリストの確認」を参照してください。
カレンダエージェントの設定画面で、「カレンダエージェントを有効にする」チェックボックスを選択します。
通知サーバーのホスト名とポート番号を入力します。
Calendar Server の ics.conf ファイルの service.ens.port パラメータで指定されているポート番号と同じポート番号を使用します。
指定する値の組み合わせは、jms.provider.ens.broker パラメータの値として iim.conf に格納されます。たとえば、ホスト名に localhost を、また、ポート番号に 57997 を入力すると、jms.provider.ens.broker パラメータは次のように設定されます。
jms.provider.ens.broker=localhost:57997 |
カレンダアラームの URL を入力します。
この URL は、アラームの送信先です。たとえば、次のように入力します。
enp:///ics/customalarm |
Calendar Server の ics.conf ファイルの caldb.serveralarms.url パラメータで指定されている URL と同じ URL を使用します。
指定する値は、jms.consumer.cal_reminder.destination パラメータの値として iim.conf に格納されます。
「次へ」をクリックして、設定を継続します。
configure ユーティリティーの詳細については、第 1 章「インストール後の Instant Messaging の設定」を参照してください。
表 16–1 に示されている情報を収集します。
表 16–1 に示される iim.conf ファイルのパラメータを編集します。
iim.conf ファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
記載されるパラメータ値は、イベントとタスクの両方についてポップアップリマインダを設定することを前提にしています。これらのパラメータが iim.conf に存在しない場合は、追加してください。
imadmin を使用してカレンダエージェントを起動します。
imadmin start agent-calendar |
imadmin コマンド行ユーティリティーは、次のディレクトリ内に格納されています。
im-svr-base/sbin
im-svr-base は Instant Messaging のインストール先ディレクトリです。
Calendar Server に、設定を変更できる権限を持つ管理者としてログインします。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
cal-svr-base は Calendar Server のインストール先ディレクトリです。
古い ics.conf ファイルをコピーし、別の名前で保存します。
次の表に記載されているパラメータに、示されている値が設定されていることを確認します。設定されていない場合、それらを編集する必要があります。
パラメータ |
説明およびデフォルト値 |
---|---|
caldb.serveralarms |
カレンダアラームをキューに入れられるようにします。デフォルト値は "1" (有効) です。 |
caldb.serveralarms.contenttype |
アラームの内容の出力形式です。デフォルト値は "text/xml" です。 |
caldb.serveralarms.dispatch |
カレンダアラームを発信できるようにします。デフォルト値は "yes" です。 |
caldb.serveralarms.dispatchtype |
発信するサーバーアラームの種類です。デフォルト値は "ens" です。 |
caldb.serveralarms.url |
アラームの内容を取得するためのアラームの URL です。デフォルト値は、"enp:///ics/customalarm" です。 |
ics.conf ファイルを保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base /SUNWics5/cal/sbin/start-cal
cal-svr-base は Sun Java System Calendar Server のインストール先ディレクトリです。