Sun Java System Connector デスクトップ配備ツールキットは、次のコンポーネントで構成されています。
配備設定プログラム: システム管理者はこれを使用して、バンドルされたエンドユーザー用カスタムインストールパッケージを作成できます。その後、これらのパッケージで Connector for Microsoft Outlook インストールして設定することができ、必要に応じて Microsoft Exchange のローカルストアからデータを変換できます。
セットアップウィザード: エンドユーザーはこれを使用して、Connector for Microsoft Outlook プラグインをインストールし、その動作と機能を管理者の設定に基づいて設定できます。また、Exchange に関連付けられている既存の Outlook データファイル (.pst ファイル) を、Connector for Microsoft Outlook で使用できる形式に変換します。セットアップウィザードは、配備設定プログラムによって作成された、バンドル版のエンドユーザー用インストールパッケージに含まれています。
インストールキット (MSI): Microsoft Outlook の機能と Sun Java Enterprise System のサーバーの間で継続される常時通信を容易にするソフトウェアのインストールユーティリティーです。これはインストールパッケージの一部として提供されます。
Microsoft システム管理サービス (SMS) を使用して Connector for Microsoft Outlook をインストールするための特殊キット: Microsoft の SMS の「プッシュ」機能をサポートすることで、ユーザーによる操作を最小限または不要にしながら、システム管理者がユーザーのデスクトップにデスクトップコンポーネントを配布してインストールできるようにします。
上記の配備ツールキットのコンポーネントのほかに、ユーザーが Sun Java System Connector for Microsoft Outlook をインストールするためには Microsoft Web 発行ウィザード (WPW) 用の Microsoft インストールプログラム (ほかのベンダーから入手可能) が必要になる場合があります。
Microsoft の WPW は、HTML で記述されたドキュメントを生成するためのツールです。通常、Web ブラウザで表示される Web ページ形式のドキュメントを生成します。ただし、WPW はほかの目的で情報を「公開」する場合にも使用できます。特定の種類のデータを含んだドキュメントを作成し、適切な場所にアップロードして、ほかのアプリケーションがドキュメントを見つけて関連データを抽出できるようにします。Connector for Microsoft Outlook は WPW をこのように使用して、Outlook と Sun Java Enterprise System のサーバーの間でユーザーのアイドル/ビジーデータの転送を容易にします。したがって、WPW は必要な仲介役あり、すべてのユーザーのインストールに必須のコンポーネントです。
ただし、WPW は Microsoft の製品であり、配備ツールキットのパッケージには含まれていません。Microsoft から入手する必要があります。Microsoft の WPW のインストールプログラムは、http://www.microsoft.com から無償でダウンロードできます。