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Sun Java™ System Identity Manager 7.0 インストールガイド 

第 3 章
WebLogic 用の Identity Manager のインストール手順

BEA WebLogic アプリケーションサーバーとともに使用する目的で Identity Manager をインストールするには、次の情報および手順を使用してください。この章では、次の内容について説明します。


開始する前に

インストール中に、次の情報が必要になります。


インストール手順

この章および後続の章で説明されている、次のインストールおよび設定の手順に従います。

手順 1: WebLogic ソフトウェアを設定する

  1. WebLogic をインストールし、ソフトウェアのインストール時に参照されるドメインを選択します。
  2. 環境変数 JAVA_HOME および WSHOME を設定します。
  3. set JAVA_HOME=/PathTo/java
    set WSHOME=Path To IDMDirectory

  4. WebLogic 9 の場合のみ、Java mail.jar および activation.jar ファイルを $WSHOME/WEB-INF ディレクトリに追加します。これらのファイルは、次の場所にあります。
  5. http://java.sun.com/products/javamail

    http://java.sun.com/products/beans/glasgow/jaf.html

手順 2: Identity Manager ソフトウェアをインストールする

  1. 次の 2 つの方法のいずれかを使用して、Identity Manager ソフトウェアをインストールできます。
    • インストーラをグラフィカルユーザーインタフェースで使用する方法

      install.bat (Windows の場合) または install (UNIX の場合) コマンドを実行して、インストールプロセスを起動します。

      インストーラの「Welcome」パネルが表示されます。

    • インストーラを非グラフィカルユーザーインタフェースで使用する方法

      UNIX システムの場合は、Identity Manager ソフトウェアをインストールするディレクトリに移動します。次のコマンドを入力して、nodisplay モードでインストーラを起動します。

      install -nodisplay

      インストーラの「Welcome」テキストが表示されます。続く手順で、インストーラはインストール情報を収集するための一連の質問を、グラフィカルユーザーインタフェースの場合と同じ順序で示します。


      ディスプレイ環境がない場合は、インストーラはデフォルトで nodisplay オプションを使用します。DISPLAY 環境変数は有効な X サーバーに設定する必要があります。これを設定しないと、インストールが失敗することがあります。


  2. 「Next」をクリックします。インストーラの「Install or Upgrade?」パネルが表示されます。
  3. 「New Installation」オプションを選択した状態で、「Next」をクリックします。
  4. 「Select Installation Directory」パネルが表示されます。

  5. 表示されたディレクトリの場所を、Identity Manager をインストールする場所に置き換えます。この場所は、ステージングの場所にすることも、特定のフォルダにすることもできます。場所を入力するか、または「Browse」をクリックして場所を選択し、「Next」をクリックします。

    • 入力したディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって確認のメッセージが表示されたあと、ディレクトリが作成されます。
    • WebLogic Web アプリケーションのホームディレクトリは次のとおりです。
      • バージョン 8.1 − ServerHome/user_projects/DomainName/applications
      • バージョン 8.1 SP1 以降のサービスパック − ServerHome/user_projects/domains/DomainName/applications
      • バージョン 9.0 − ServerHome/user_projects/domains/DomainName/autodeploy

  6. 「Install Now」をクリックしてインストールを開始します。
  7. ファイルがインストールされると、インストーラの「Launch Setup」パネルが表示されます。


    注意

    インデックスデータベースの使用を計画している場合は、処理を続行する前に、idm¥WEB-INF¥lib ディレクトリへの 1 つ以上のファイルのコピーが必要になることがあります。たとえば、JDBC ドライバを含む JAR ファイル (DriverManager 接続の場合)、または JNDI InitialContextFactory を含む JAR ファイル (データソース接続の場合) の idm/WEB-INF/lib への格納が必要になることがあります。処理を続行する前に実行する必要がある手順を判断するには、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。終了したら、「Launch Setup」をクリックしてセットアップウィザードを起動し、セットアップ手順を続行します。

    インデックスデータベースのファイルをコピーする前に「Launch Setup」をクリックすると、セットアップが正しく続行されません。そのような場合には、インストールプログラムを終了してから、lh setup コマンドを使用してインストールプロセスの設定部分をやり直します。


  8. 「Setup Wizard」パネルの「Next」をクリックします。
  9. インストーラの「Locate the Repository」パネルが表示されます。

  10. 次の中からインデックスデータベースを選択します。
    • Oracle (JDBC Driver)
    • Oracle (Data Source)
    • MySQL (JDBC Driver)
    • MySQL (Data Source)
    • DB2 (JDBC Driver)
    • DB2 (Data Source)
    • SQL Server (JDBC Driver)
    • SQL Server (Data Source)
    • LocalFiles
    • 選択によっては、追加のセットアップ情報の入力が求められます。


      選択とセットアップの説明については、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。


  11. 「Next」をクリックします。
  12. 「Continue Identity Manager Demo Setup?」パネルが表示されます。
  13. これがデモ以外のインストールである場合は、「No, I will configure Identity Manager myself」をクリックします。手順 19 に進んでください。
  14. デモ設定をする場合は、「Yes, I would like to continue setting up a demonstration environment」をクリックします。
  15. これにより、ユーザーの設定や、環境およびサーバー情報の入力をすばやく行うことができます。

  16. 次の個人情報を入力します。
    • 電子メールアドレス

    • この個人情報を使用して、Configurator 特権を持つ承認者ユーザーが作成されます。


  17. 次の承認者情報を入力します。
    • 承認者名
    • 承認者パスワード
  18. 「Next」をクリックします。
  19. 「Server Type」をリストから選択します。
  20. 使用している環境に管理するサーバーがない場合は、「None」を選択します。管理するサーバーがある場合は、適切なサーバーのタイプを選択します。必要に応じて、詳細なサーバー情報の入力が要求されます。

  21. 電子メールの SMTP サーバーがある場合は、「SMTP Host」をクリックして、サーバーアドレスを入力します。必要に応じて、「Test Server」をクリックして、SMTP サーバーとの通信を確認します。
  22. 電子メール通知をファイルに書き込む場合は、「Notification File」をクリックします。別の通知ファイルを選択するには「Browse」をクリックします。
  23. 「Next」をクリックします。
  24. 「Save Configuration」パネルが表示されます。
  25. 「Execute」をクリックして、リストされているすべての機能を実行します。必要に応じて、「Hide Details」をクリックします。
  26. 操作が完了したら、設定パネルの「Done」をクリックします。
  27. JDK 1.4.1 以上を実行している場合は、Cryptix jar (cryptix-jce-api.jar および cryptix-jce-provider.jar) を idm¥WEB-INF¥lib ディレクトリから削除します。

  28. Cryptix jar は組み込まれなくなり、サポートされなくなります。上記のファイルをまだ削除していない場合は、削除する必要があります。Waveset.properties ファイルがカスタマイズされている場合には、security.jce.workaround プロパティーが false に設定されているか、または削除されていることを確認してください。このプロパティーが true に設定されていると、プロパティーの意図が実現されないため、例外がスローされます。


詳細情報の入手

インストールが完了すると、インストーラの「Installation Summary」パネルが表示されます。インストールに関する詳細情報を表示するには、「Details」をクリックします。

このパネルにすべてのメッセージが表示されるとは限りません。詳細については、指定されているログファイルを表示してください。

完了したら、「Close」をクリックしてインストーラを終了します。

インストーラによるインストールが正常に完了したら、引き続き WebLogic サーバーを設定してください。

手順 3: アプリケーションを配備する

デフォルトでは、WebLogic は applications または autodeploy ディレクトリから自動で配備します。自動配備が有効になっていない場合は、WebLogic コンソールを使用して Identity Manager を配備してください。

手順 4: IIS のデフォルトドキュメントにアプリケーションのメインページを追加する (オプション)

Internet Information Server (IIS) を Web サーバーとして使用している場合は、IIS の Identity Manager 仮想ディレクトリの「既定のドキュメント」のリスト (「プロパティ」の下) に index.html を追加する必要があります。そうしないと、Identity Manager サーバーにアクセスしたときに、Identity Manager のメインページが正しく解決されません。

手順 5: Sun Identity Manager Gateway をインストールする

Windows Active Directory、Novell NetWare、Novell GroupWise、Exchange 5.5、Remedy、または RSA ACE/Server のリソースを設定する場合は、Sun Identity Manager Gateway をインストールする必要があります。「Sun Identity Manager Gateway のインストール手順」の手順を行なってください。



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