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Sun Java™ System Identity Manager 7.0 インストールガイド 

第 4 章
WebSphere 用の Identity Manager のインストール手順

IBM WebSphere Application Server バージョン 5.1 Express および 6.0 とともに使用する目的で Identity Manager をインストールするには、次の情報および手順を使用してください。この章では、次の内容について説明します。


開始する前に

インストール中に、次の情報が必要になります。


インストール手順

この章および後続の章で説明されている、次のインストールおよび設定の手順に従います。

ここでの手順では、アプリケーションサーバーとサーブレットエンジンが WebSphere でセットアップ済みであることを前提にしています。WebSphere のインストールおよび使用の詳細については、アプリケーションサーバーソフトウェアのプロバイダが提供している Web ページまたは参照情報を参照してください。

手順 1: Identity Manager ソフトウェアをインストールおよび設定する

ソフトウェアをインストールおよび設定するには、次の操作を行います。

  1. idm.war ファイルをファイルシステム上の idm_staging フォルダに解凍します。
  2. jar -xvf %ISPATH%¥IDM.WAR


    idm.war ファイルはインストール CD のベースディレクトリにあります。


  3. インデックスデータベースの使用を計画している場合は、idm¥WEB-INF¥lib ディレクトリへの 1 つ以上のファイルのコピーが必要になることがあります。処理を続行する前に実行する必要がある手順を判断するには、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。完了したなら、setup を起動してインストールを続行します。

  4. 注意

    インデックスデータベースファイルをコピーする前に setup を起動すると、設定が正常に続行しなくなります。ファイルをコピーしてから、lh setup コマンドを使用してインストールプロセスの設定部分をやり直してください。


  5. 環境変数 JAVA_HOME および WSHOME を設定します。
  6. set JAVA_HOME=c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥java
    set WSHOME=Path To IDMStaging Directory


    次の手順は、バージョン 6.0 以降をインストールする場合は必要ありません。


  7. ステージングディレクトリに移動して、次のファイルがあればそれを削除します。
  8. WEB-INF¥lib¥cryptix-jce-provider.jar
    WEB-INF
    ¥lib¥cryptix-jce-api.jar


    Cryptix jar は組み込まれなくなり、サポートされなくなります。上記のファイルをまだ削除していない場合は、削除する必要があります。Waveset.properties ファイルがカスタマイズされている場合には、security.jce.workaround プロパティーが false に設定されているか、または削除されていることを確認してください。このプロパティーが true に設定されていると、プロパティーの意図が実現されないため、例外がスローされます。

    WebSphere の WEB-INF/lib からこれらの jar ファイルを削除すると、BPE は無効になります。BPE を再び有効にするには、jar ファイルを別の場所に移動し、それらを指す CLASSPATH 変数を作成します。


  9. 次のコマンドを実行します。
  10. bin¥lh setup

    インストーラの「Locate the Repository」パネルが表示されます。

  11. 次の中からインデックスデータベースを選択します。
    • Oracle (JDBC Driver)
    • Oracle (Data Source)
    • MySQL (JDBC Driver)
    • MySQL (Data Source)
    • DB2 (JDBC Driver)
    • DB2 (Data Source)
    • SQL Server (JDBC Driver)
    • SQL Server (Data Source)
    • LocalFiles
    • 選択した内容に応じて、設定プログラムは追加の設定情報の入力を要求します。


      • 選択項目および設定の手順については、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。たとえば、idm/WEB-INF/lib に JDBC ドライバを含む JAR ファイル (DriverManager 接続用) または JNDI InitialContextFactory を含む JAR ファイル (データソース接続用) を置くことが必要な場合があります。
      • WebSphere または WebLogic Data Source をリポジトリの場所として使用することを計画している場合は、「Identity Manager のデータソースの設定」で説明されている特別な手順を参照してください。

  12. 「Next」をクリックします。
  13. 「Continue Identity Manager Demo Setup?」パネルが表示されます。
  14. これがデモ以外のインストールである場合は、「No, I will configure Identity Manager myself」をクリックします。手順 18 に進んでください。
  15. デモ設定をする場合は、「Yes, I would like to continue setting up a demonstration environment」をクリックします。
  16. これにより、ユーザーの設定や、環境およびサーバー情報の入力をすばやく行うことができます。

  17. 次の個人情報を入力します。
    • 電子メールアドレス

    • この個人情報を使用して、Configurator 特権を持つ承認者ユーザーが作成されます。


  18. 次の承認者情報を入力します。
    • 承認者名
    • 承認者パスワード
  19. 「Next」をクリックします。
  20. 「Server Type」をリストから選択します。
  21. 使用している環境に管理するサーバーがない場合は、「None」を選択します。管理するサーバーがある場合は、適切なサーバーのタイプを選択します。必要に応じて、詳細なサーバー情報の入力が要求されます。

  22. 電子メールの SMTP サーバーがある場合は、「SMTP Host」をクリックして、サーバーアドレスを入力します。必要に応じて、「Test Server」をクリックして、SMTP サーバーとの通信を確認します。
  23. 電子メール通知をファイルに書き込む場合は、「Notification File」をクリックします。別の通知ファイルを選択するには「Browse」をクリックします。
  24. 「Next」をクリックします。
  25. 「Save Configuration」パネルが表示されます。
  26. 「Execute」をクリックして、リストされているすべての機能を実行します。必要に応じて、「Hide Details」をクリックします。
  27. 操作が完了したら、設定パネルの「Done」をクリックします。
  28. 次のファイルがあればそれを削除します。
    • WEB-INF/lib/log.jar
    • WEB-INF/lib/j2ee.jar
    • WEB-INF/lib/ldap.jar

    • WebSphere の WEB-INF/lib からこれらの jar ファイルを削除すると、BPE は無効になります。BPE を再び有効にするには、jar ファイルを別の場所に移動し、それらを指す CLASSPATH 変数を作成します。


  29. 最新の Java Secure Socket Extension (JSEE) version.jar ファイルをインストールします。http://java.sun.com/products/jsse/index-103.html からダウンロードできます。
    • WEB-INF/lib/jnet.jar
    • WEB-INF/lib/jcert.jar
    • WEB-INF/lib/jsse.jar
  30. 最新の jlog package を WebSphere の次のサイトからダウンロードします。
  31. http://www.alphaworks.ibm.com/tech/loggingtoolkit4j


    jlog package は現在 WebSphere 6.0 に組み込まれています。それ以前のバージョンの場合のみ、このパッケージをダウンロードしてください。


  32. com¥ibm¥logging¥log.jar ファイルを idm/WEB-INF/lib/log.jar にコピーします。
  33. WSHOME から .war ファイルを作成します。
  34. jar -cvf idm.war *

  35. アプリケーションサーバーを起動します。この操作は WebSphere のスクリプトを使用して行う必要があります。たとえば、WebSphere バイナリファイルが c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥bin にインストールされており、アプリケーションサーバーに server1 という名前が付けられている場合は、次のようになります。
  36. cd c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥bin

    startServer.bat server1

  37. WebSphere 管理コンソールを起動してから、次の選択をします。
    「アプリケーション」->「新規アプリケーションのインストール」
  38. 「パス: サーバー・パス」フィールドに idm.war ファイルのフルパスを追加します。
  39. Identity Manager インストール環境のコンテキストルートのパス (/idm など) を追加してから、「次へ」をクリックします。
  40. 「デフォルトバインディングの生成」オプションを選択します (「オーバーライド」と「仮想ホスト」に関してはデフォルトの選択内容を使用する)。
  41. 「次へ」をクリックします。
  42. 「アプリケーション・セキュリティ警告」の見出しの下に表示されている was.policy ファイルを受け入れます。このファイルの最後までスクロールし、「継続」ボタンをクリックします。クリックします。
  43. 必要に応じて、「ステップ 1 : インストールを行うためのオプションの提供」ページで設定を行います。
    • アプリケーションを WebSphere のデフォルトの場所ではない別の場所にインストールすることを希望する場合は、「アプリケーションをインストールするディレクトリー」フィールドにアプリケーションをインストールするパスを入力します。たとえば、次のようにします。

      c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥installedApps¥Hostname

    • 「分散アプリケーション」オプションと「バイナリー構成の使用 」オプションが選択されていることを確認してください。
    • 「リソース用の MBean の作成」オプションと「デプロイ EJB」オプションが選択されていないことを確認してください。
    • 「アプリケーション名」フィールドにアプリケーションの名前を入力します (デフォルトは idm_war)。
    • 必要に応じて、「クラスの再ロードを使用可能にする」オプションを選択します。
    • このダイアログを設定した後、「次へ」をクリックします。

  44. 「ステップ 2 : Web モジュールの仮想ホストをマップ」パネルで、 Identity Manager の web モジュールが適切な仮想ホストにマップされていることを確認して、「次へ」をクリックします。
  45. 「ステップ 3 : モジュールをアプリケーション・サーバーにマップ」パネルで、設定内容を確認して、「次へ」をクリックします。
  46. インストールオプションの要約の一覧を見直してから、「終了」をクリックします。
  47. Identity Manager がインストールされたあと、「マスター構成に保管」をクリックして、設定を保存します。
  48. 「保管」をクリックして、パネルのページがクリアされるのを待ちます。

手順 2: Sun Identity Manager Gateway をインストールする

Windows Active Directory、Novell NetWare、Novell GroupWise、Exchange 5.5、Remedy、または RSA ACE/Server のリソースを設定する場合は、Sun Identity Manager Gateway をインストールする必要があります。「Sun Identity Manager Gateway のインストール手順」の手順を行なってください。



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