通信アダプタ用 Java CAPS 環境コンポーネントの構成

E-mail アダプタ環境プロパティーの設定

エンバイロメントエクスプローラツリーの E-mail アダプタ外部システムからアクセスする E-mail アダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。

「インバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 14 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」

名前 

説明 

必要な値 

受信ホスト

メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 

メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名。 

受信ポート

電子メールメッセージ受信時の接続に使用されるポート番号を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 

電子メールメッセージ受信時の接続に使用されるポート番号。これは、1 から 65535 までの数値です。設定済みのデフォルトは 110 です。 

受信ユーザー

メッセージの受信時に使用されるユーザー名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 

電子メールメッセージの受信時に使用される有効なログイン名。 

受信パスワード

メッセージの受信時に使用されるパスワードを指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 

メッセージの受信時に使用されるユーザーパスワード。 

「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 15 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」

名前 

説明 

必要な値 

受信 SSL プロトコル

サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 

適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 

SSL なし

TLS

TLSv1

SSLv3

SSLv2

SSL

設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。

X509 アルゴリズム名

トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 

X509 アルゴリズム名。 

設定済みのデフォルトは SunX509 です。

「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 16 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」

名前 

説明 

必要な値 

トラストストアタイプ

SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのタイプを指定します。 

トラストストアのタイプ。 

設定済みのデフォルトは JKS です。

トラストストア

SSL 接続を確立するための CA 証明書の管理に使用されるトラストストアを指定します。トラストストアファイルは、ターゲットサーバーの公開鍵を含む鍵データベースファイルです。 

CA 証明書の管理に使用されるトラストストア。 

トラストストアのパスワード

SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します。 

トラストストアのパスワード。 

「インバウンド E-mail アダプタ」->「MDB 設定」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「MDB 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 17 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「MDB 設定」

名前 

説明 

必要な値 

最大プールサイズ

最大プールサイズを指定します。これは、並行セッションの数を制御します。 

最大プールサイズを示す整数。 

設定済みのデフォルトは 10 です。

「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「送信 SMTP」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「送信 SMTP」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 18 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「送信 SMTP」

名前 

説明 

必要な値 

送信ホスト

メッセージを送信するために使用されるサーバーのホスト名を指定します。これは、「送信」アダプタ接続に必要です。 

メッセージを送信するために使用されるサーバーのホスト名。 

送信ポート

メッセージの送信時に接続するポート番号を指定します。これは、「送信」アダプタ接続に必要です。 

ポート番号を示す整数。 

設定済みのデフォルトは 25 です。

送信ユーザー

メッセージの送信時に使用されるユーザー名を指定します。これは、「送信」アダプタ接続に必要です。 

送信ホストサーバーにアクセスするために使用されるログイン名。 

送信パスワード

メッセージの送信時に使用されるパスワードを指定します。これは、「送信」アダプタ接続に必要です。 

送信ホストサーバーにアクセスするために使用されるユーザーパスワード。 

テキストエンコーディング 

本文およびヘッダーのテキストに使用されるエンコーディングを指定します。次のエンコーディングオプションが選択可能です。 

  • ASCII: ASCII テキスト用。

  • iso-8859-1: Latin 1 (西欧) テキスト。

  • iso-2022-jp: 日本語文字テキスト。

  • ISO2022CN: 中国語文字テキスト。

  • ISO2022CN_GB: 簡体字中国語文字テキスト。

    ISO2022KR: 韓国語文字テキスト。

次のいずれかを選択します。 

  • ASCII

  • iso-8859-1

  • iso-2022-jp

  • ISO2022CN

  • ISO2022CN_GB

  • ISO2022KR

ヘッダーエンコーディング 

ヘッダーに使用されるエンコーディングを指定します。次のエンコーディングオプションが選択可能です。 

  • B: RFC 1341 で定義されている「BASE64」エンコーディングと同じです。

  • Q: ほとんどの ASCII 文字を含むテキストをデコーディングせずに ASCII 端末で解読できるように設計されています。Q エンコーディングは、RFC 1341 で定義されている「Quoted-Printable」コンテンツ転送エンコーディングと似ています。

    「Q」エンコーディングは

    ほとんどの Latin 文字セットで、「B」エンコーディングはそれ以外の文字セットで、それぞれ使用することをお勧めします。

次のいずれかを選択します。 

  • B

  • Q

「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「受信 POP3」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「受信 POP3」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 19 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「受信 POP3」

名前 

説明 

必要な値 

受信ホスト

メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。

メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名。 

受信ポート

メッセージの受信時に接続するポート番号を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。

受信ホストサーバーとの接続に使用されるポート番号を示す整数。 

設定済みのデフォルトは 110 です。

受信ユーザー

メッセージの受信時に使用されるユーザー名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。

受信ホストサーバーにアクセスするために使用されるログイン名。 

受信パスワード

メッセージの受信時に使用されるパスワードを指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。

受信ホストサーバーにアクセスするために使用されるユーザーパスワード。 

セッション認証

SMTP 接続を試行する前に POP3 セッション認証を実行するかどうかを決定します。これは、一部の電子メールサービスで必要です。 

必要な場合にのみ、値を「はい」に設定します。「はい」に設定した場合は、送信アダプタ接続のために「受信ホスト」、「受信ポート」、「受信ユーザー」、および「受信パスワード」の設定値を入力する必要があります。

はい」または「いいえ」。「はい」は、SMTP 接続を試行する前に POP3 セッションの認証が行われることを示します。

設定済みのデフォルトは「いいえ」です。

「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 20 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」

名前 

説明 

必要な値 

送信 SSL プロトコル

SMTP サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 

適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 

SSL なし

TLS

TLSv1

SSLv3

SSLv2

SSL

設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。

受信 SSL プロトコル

サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 

適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 

SSL なし

TLS

TLSv1

SSLv3

SSLv2

SSL

設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。

X509 アルゴリズム名

トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 

X509 アルゴリズム名。 

設定済みのデフォルトは SunX509 です。

「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」

E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 21 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」

名前 

説明 

必要な値 

トラストストアタイプ

SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのタイプを指定します。 

トラストストアのタイプ。 

設定済みのデフォルトは JKS です。

トラストストア

SSL 接続を確立するための CA 証明書の管理に使用されるトラストストアを指定します。 

CA 証明書の管理に使用されるトラストストア。 

トラストストアのパスワード

SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します。 

トラストストアのパスワード。