次に示す一般的なユーザーシナリオは、特定のビジネス目標を達成するためにコンポーネントが外部のシステムとどのように対話するかを示しています。最初の 5 つのシナリオは design-time オペレーションに適用され、残りのシナリオは runtime オペレーションに適用されます。
この例では、HTTP 拡張性要素の検証を WSDL エディタから実行します。この例では、HTTP 拡張性要素を含んだ既存の WSDL ドキュメントで作業していると想定しています。
結果
エディタの下部に「WSDL 検証」ウィンドウが表示されます。通常フローの場合、エラーは見つからなかったというメッセージが表示されます。例外フローの場合、現在のエラーをすべて表示するダイアログが表示されます。
メインシナリオ
このシナリオは、通常フローと例外フローのどちらについても同じです。
WSDL をダブルクリックして WSDL エディタを開きます。
WSDL エディタのツールバーの「XML の検証」ボタンをクリックします。NetBeans IDE の下部に「出力」区画が表示されます。
プロジェクトエクスプローラで WSDL ファイルを右クリックし、ポップアップメニューから「XML の検証」を選択します。検証結果が「出力」区画に表示されます。
この例では、新規 WSDL ドキュメントウィザードを使用して SOAP 拡張性要素を生成します。
結果
生成された WSDL には、バインディングレベル、バインディングオペレーションレベル、バインディングオペレーション入力レベル、およびポートレベルに SOAP 拡張性要素が含まれています。バインディングレベルのサブタイプは、新規 WSDL ドキュメントウィザードの手順 4 で選択したバインディングサブタイプに設定されます。
メインシナリオ
プロジェクトエクスプローラでプロジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから「新規」>「WSDL ドキュメント」を選択することにより、新しい WSDL ドキュメントを作成します。新規 WSDL ドキュメントウィザードが表示されます。
ウィザードの手順 1 から 3 に従って、新しい WSDL ドキュメントを生成します。
ウィザードの手順 4 では、バインディングタイプとして「SOAP」を選択します。使用可能なバインディングサブタイプのオプションが「バインディングサブタイプ」フィールドに表示されます。
適切なオプションを選択します。
RPC リテラル
ドキュメントリテラル
RPC エンコード
「完了」をクリックして WSDL ドキュメントを生成します。
この例では、新規 WSDL ドキュメントウィザードを使用して HTTP 拡張性要素を生成します。
結果
生成された WSDL には、バインディングレベル、バインディングオペレーションレベル、バインディングオペレーション入力レベル、およびポートレベルに HTTP 拡張性要素が含まれています。バインディングレベルのサブタイプは、新規 WSDL ドキュメントウィザードの手順 4 で選択したバインディングサブタイプに設定されます。
メインシナリオ
プロジェクトエクスプローラでプロジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから「新規」>「WSDL ドキュメント」を選択することにより、新しい WSDL ドキュメントを作成します。新規 WSDL ドキュメントウィザードが表示されます。
ウィザードの手順 1 から 3 に従って、新しい WSDL ドキュメントを生成します。
ウィザードの手順 4 では、バインディングタイプとして「HTTP」を選択します。使用可能なバインディングサブタイプのオプションが「バインディングサブタイプ」フィールドに表示されます。
適切なオプションを選択します。
Post オペレーション UrlEncoded
Post オペレーション UrlReplacement
Get オペレーション UrlEncoded
Get オペレーション UrlReplacement
「完了」をクリックして WSDL ドキュメントを生成します。
この例では、クライアントが HTTP 基本認証を必要とするサービスを呼び出します。この例では、HTTP 基本認証を処理するように設定されている WSDL を含んだ配備済みの BPEL プロジェクトを実行していると想定しています。この BPEL プロジェクトは、HTTP 基本認証を使用して保護されたサービスを呼び出します。
結果
このサービスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを処理します。
メインシナリオ
Web サービスクライアントが、BPEL プロセスによって実装されている In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。抽象オペレーションには具象 HTTP SOAP バインディングが存在するので、クライアントは SOAP over HTTP プロトコルを使用してオペレーションを適切に呼び出す必要があります。
クライアントとして機能している BPEL プロセスは、抽象オペレーションのメッセージを受け取り、別の In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。このオペレーションには、HTTP 基本認証を必要とする具象 HTTP SOAP バインディングが存在します。
バインディングコンポーネントは正規化メッセージを受け取って SOAP メッセージに変換します。
バインディングコンポーネントは、該当するユーザー名とパスワードを Access Manager または WSDL から取得します。
バインディングコンポーネントは、メッセージおよび適切なセキュリティー資格をサービスに転送します。
この例では、HTTP 基本認証で保護された BPEL プロジェクトを JBI で作成します。この例では、HTTP 基本認証を必要とするサービスを実装している BPEL プロセスを含んだ配備済みの BPEL プロジェクトを実行していると想定しています。
結果
JBI プロセスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを受け取ります。
メインシナリオ
BPEL サービスエンジンは、実装しているオペレーションに基本認証を必要とします。
HTTP バインディングコンポーネントは HTTP メッセージを受け取り、HTTP 基本認証のセキュリティー情報を解析します。
バインディングコンポーネントは、Access Manager または WSDL にあるユーザー名とパスワードの既知のデータベースを使用して、セキュリティー情報を確認します。
バインディングコンポーネントは正規化メッセージを作成し、正規化メッセージルーターに送信します。
BPEL サービスエンジンに属する BPEL プロセスが、抽象メッセージを処理し、Done または ERROR のどちらかの状態メッセージを返します。
この例では、クライアントが SSL 認証を必要とするサービスを呼び出します。この例では、SSL 認証用に設定されている WSDL を含んだ配備済みの BPEL プロジェクトを実行していると想定しています。この BPEL プロジェクトは、SSL 認証によって保護されたサービスを呼び出します。
結果
サービスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを受け取ります。
メインシナリオ
BPEL プロセスは、サービスの実装に対してクライアントとして機能します。抽象オペレーションには具象 HTTP SOAP バインディングが存在するので、クライアントは SOAP over HTTP プロトコルを使用してオペレーションを適切に呼び出す必要があります。
HTTP バインディングコンポーネントは SOAP メッセージを受け取り、正規化メッセージに変換してから、正規化メッセージルーターおよび待ち受けている BPEL プロセスに転送します。
クライアントとして機能している BPEL プロセスは、抽象オペレーションのメッセージを受け取り、別の In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。このオペレーションには、SSL 認証を必要とする具象 HTTP SOAP バインディングが存在します。
クライアント BPEL プロセスが抽象オペレーションを呼び出すと、正規化メッセージが生成され、正規化メッセージルーターに送信されます。
バインディングコンポーネントは正規化メッセージを受け取って SOAP メッセージに変換します。
バインディングコンポーネントは、サービスプロバイダとの間にセキュリティー保護された通信を確立し、要求を転送します。
この例では、サーバーが SSL 認証を必要とするサービスを実装します。この例では、SSL 認証を必要とするサービスを実装している BPEL プロセスを含んだ BPEL プロジェクト配備済みであると想定しています。
結果
サービスは、セキュリティー資格を確認したあと、想定されている HTTP 経由の SOAP メッセージを受け取ります。
メインシナリオ
Web サービスクライアントが、BPEL プロセスによって実装されている In-Only 抽象オペレーションを呼び出します。このオペレーションには具象 HTTP SOAP バインディングが存在するので、クライアントは HTTP プロトコルを使用してオペレーションを適切に呼び出す必要があります。
バインディングコンポーネントは SSL ハンドシェークを開始し、クライアントとのセキュリティー保護された通信を確立します。
バインディングコンポーネントは HTTP メッセージを受け取り、SSL 認証のセキュリティー情報を解析します。
バインディングコンポーネントは、既知の SSL 証明書を使用してセキュリティー情報を確認します。
バインディングコンポーネントは正規化メッセージを作成し、正規化メッセージルーターに送信します。
BPEL プロセスが抽象メッセージを処理し、Done または ERROR のどちらかの状態メッセージを返します。