新しく挿入された NEM が検出されない

シャーシに新しく挿入された NEM が Sun Blade Zone Manager の Web インタフェースに表示されない、または CLI の /STORAGE/sas_zoning にありません。

確認する内容

次の表に、デュアルパスをサポートするために 2 番目の NEM を取り付け、2 番目の NEM が Sun Blace Zone Manager に表示されていることを確認した場合、Web インタフェースと CLI がどのように表示されるか例を示します。

CMM ILOM

NEM が検出されない場合

Web インタフェース

「Sun Blade Zone Manager」構成ウィンドウで、次のように表示されます。 CMM のゾーン作成ができない図

CLI

-> show –level all

/STORAGE/sas_zoning
    Targets:
        BL0
        BL1
        BL2
        BL3
        BL4
        BL5
        BL6
        BL7
        BL8
        BL9
        NEM0    <-- Only one NEM is listed.
        
    Properties:
        zone_management_state = enabled
        reset_password_action = (Cannot show property)
        reset_access_action = (Cannot show property)

上記の例では、2 番目の NEM は挿入されているのに表示されていません。

確認する項目

NEM に関するメッセージについては、CMM ILOM イベントログ (「CMM ILOM イベントログの表示」を参照) を確認します。

実行する操作

新しく取り付けた NEM に関するメッセージが記録されていない場合は、CMM が新しい NEM を正しく検出し、SAS-2 ファブリックに統合するまで 5 分待機します。CMM ILOM Web インタフェースまたは CLI を使用して、Sun Blade Zone Manager を再実行します。
NEM アテンションボタンを押すか、return_to_service 操作を実行します。
「/CH/NEMx failed to join SAS2 fabric」 (この x は NEM のスロット番号) が表示された場合は、次を実行します。
1. 障害が発生した NEM を引き出します。
2. 取り外しが処理されるまで待機します。
  
  「Hot removal of /CH/NEMx」メッセージ (この x は NEM のスロット番号) がログに記録されると、取り外しが処理されたことを示します。
3. 取り外しメッセージが表示されたら、NEM を再挿入しても安全です。
「/CH/NEMx successfully added to SAS2 fabric」 (この x は NEM のスロット番号) が表示された場合、NEM は Sun Blade Zone Manager で構成できる状態になったことを意味します。CMM ILOM Web インタフェースまたは CLI を使用して、Sun Blade Zone Manager を再実行します。