Solaris Live Upgrade 2.0

ブート環境をアクティブにしてファイルを同期させる (コマンド行インタフェース)

新しく作成したブート環境から初めてブートする時に、Live Upgrade ソフトウェアによってこのブート環境と以前のアクティブブート環境の同期がとられます。(これは必ずしも新しく作成されたブート環境のソースとなったブート環境とはかぎらない。) 2 度目以降のブートでは、ユーザーが -s オプションを使用しないかぎりこの同期処理は行われません。以前のアクティブブート環境で発生した変更にユーザーが気付いていない場合や、それらの変更を制御しきれていない場合もあるため、このオプションを使用する際には十分注意してください。

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. (省略可能) 次のリブート時にどのブート環境がアクティブになるかを確認するには、次のように入力します。


    # /usr/sbin/luactivate 
    
  3. 次のように入力して、ブート環境をアクティブにします。


    # /usr/sbin/luactivate  -s BE_name
    

    BE_name

    アクティブにするブート環境の名前を指定します。 

    -s

    強制的に同期処理を行います。 


    例 4–6 ブート環境をアクティブにする (コマンド行インタフェース)

    この例では、次のリブート時に second_disk ブート環境がアクティブになり、ファイルの同期がとられます。


    # /usr/sbin/luactivate -s second_disk
    

  4. リブートします。


    # init 6