DVD-ROM ドライブ、CD-ROM ドライブ、ネットイメージのどれを使用してソフトウェアをインストールするかを決定します。
DVD-ROM ドライブか CD-ROM ドライブを使用する場合は、Solaris 8 DVD (SPARC) または Solaris 8 INSTALLATION CD (SPARC) を挿入します。
ネットインストールイメージを使用する場合は、インストールメディアが置かれているディレクトリへ移動します。この場所については、必要に応じてネットワーク管理者に尋ねてください。次に、コマンド例を示します。
% cd /net/install-svr/export/s8/sparc |
システムをブートします。
新しく購入したばかり (未使用) のシステムの場合は、システムの電源を入れます。
既存システムのインストールまたはアップグレードを行う場合は、システムをシャットダウンします。
ローカル DVD またはローカル CD からブートする場合は、次のように入力します。
ok boot cdrom |
ネットワーク上のインストールサーバーからブートする場合は、次のように入力します。
ok boot net |
Solaris Web Start インストールが始まります。
システム構成の質問に答えます。
すべてのシステム構成情報が事前設定されている場合は、構成情報の入力は求められません。手順 7 へ進みます。
システム構成情報の事前設定を行なっていない場合は、インストール用のワークシートまたは アップグレード用のワークシートを参照して、システム構成の質問に答えます。
GUI を使用している場合は、システム構成情報の確認が終わると、Solaris Web Start の Kiosk が起動し、「ようこそ (Welcome)」画面が表示されます。システムのメモリーが十分でない場合は、Kiosk は表示されません。
Kiosk メニューのリンクは、どれでもクリックできます。
Kiosk によって画面が隠れてしまうことがあります。隠れている画面を表示するには、Kiosk メニューの「Kiosk を奥へ (Send Kiosk to Background)」をクリックします。
Solaris ソフトウェアをインストールした後に Kiosk を使用する場合は、Kiosk の保存およびアクセスする方法を参照してください。
「インストーラオプション (Installer Questions)」画面が表示されます。
システムのリブートとディスクの取り出しを自動的に行うかを決定します。「Next」をクリックします。
「媒体の指定 (Specify Media)」画面が表示されます。
どのメディア (CD、DVD、ネットワーク、HTTP、またはローカルテープ) をインストールに使用するかを指定します。
初期インストールまたはアップグレードのいずれかを選択します。
システムがアップグレード可能かどうかが判定されます。このためには、Solaris ルート (/) ファイルシステムがすでに存在していなければなりません。Solaris 8 INSTALLATION CD を使用してアップグレードする場合は、512M バイトのスライスが必要です。Solaris Web Start プログラムは、必要条件を確認した上でシステムのアップグレードを実施します。
画面に示される手順に従って、Solaris ソフトウェアと追加ソフトウェア (必要な場合) をシステムにインストールします。
Solaris ソフトウェアのインストールが終了すると、システムのリブートを求める画面が表示されます。
インストールが終了すると、インストールログがファイルに保存されます。インストールログは、次のディレクトリに作成されます。
/var/sadm/system/logs
/var/sadm/install/logs
アップグレードを行なった場合は、保存されなかったローカル変更があればそれを復元します。詳細は、アップグレード後にローカル変更を復元する方法を参照してください。