この節では、カスタム JumpStart インストールを使用して、フラッシュアーカイブをインストールする手順を説明します。
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
HTTP サーバー
ローカルテープ
ローカルドライブ (DVD、CD など)
ローカルファイル
インストールサーバーで、カスタム JumpStart の rules ファイルを作成します。
カスタム JumpStart ファイルの作成手順の詳細は、第 23 章「カスタム JumpStart インストールの準備」を参照してください。
インストールサーバーで、カスタム JumpStart のプロファイルを作成します。
install_type プロファイルキーワードの値を、flash_install と設定します。
新しい archive_location プロファイルキーワードを使用して、フラッシュアーカイブへのパスを追加します。
archive_location プロファイルキーワードの詳細は、archive_location プロファイルキーワードを参照してください。
ファイルシステム構成を指定します。
フラッシュアーカイブの抽出プロセスでは、パーティションの自動配置はサポートされません。
(省略可能) クローンシステムに階層化されたフラッシュアーカイブをインストールしたい場合は、インストールしたいアーカイブごとに archive_location 行を指定してください。
第 23 章「カスタム JumpStart インストールの準備」に記載されているカスタム JumpStart のプロファイルキーワードのリストの中で、フラッシュアーカイブをインストールする時に有効なキーワードは、以下のもののみです。
fdisk (IA のみ)
filesys - filesys プロファイルキーワードに値 auto は設定できません。
install_type (必須)
partitioning - partitioning プロファイルキーワードに、値 explicit または existing のみ設定できます。
インストールサーバーで、フラッシュアーカイブをインストールするクライアントを追加します。
手順の詳細はネットワーク上でインストールするためのシステムの設定を参照してください。
クローンシステムへのカスタム JumpStart インストールを実行します。
手順の詳細は、第 26 章「カスタム JumpStart インストールの実行」を参照してください。
次に、カスタム JumpStart インストールを使用してフラッシュアーカイブをインストールするために利用できるプロファイル例を示します。
次のプロァイル例は、カスタム JumpStart プログラムが HTTP サーバーからフラッシュアーカイブを取り出すことを示しています。
install_type flash_install archive_location http installserver /flasharchive/solaris8archive partitioning explicit filesys c0t1d0s0 4000 / filesys c0t1d0s1 512 swap filesys c0t1d0s7 free /export/home
次のプロファイル例は、カスタム JumpStart プログラムが NFS サーバーからフラッシュアーカイブを取り出すことを示しています。
install_type flash_install archive_location nfs installserver:/export/solaris/flasharchive/solaris8archive partitioning explicit filesys rootdisk.s0 6000 / filesys rootdisk.s1 512 swap filesys rootdisk.s7 free /export/home