最初に、スワップ空間は Solaris インストールプロセスの一部として割り当てられます。インストールプログラムによるディスクスライスの自動レイアウトを使用しており、スワップファイルのサイズを手作業で変更しなければ、Solaris インストールプログラムは表 30-1 のようなデフォルトのスワップスライスを割り当てます。
表 30-1 デフォルトのスワップ空間割り当て
システムに「n」M バイトの物理メモリーがある場合 |
割り当てられるディレクトリのスワップ空間 |
---|---|
16-64 |
32M バイト |
64-128 |
64M バイト |
128-512 |
128M バイト |
512 を超える場合 |
256M バイト |
システムをインストールすると、スワップスライスとファイルは /etc/vfstab ファイル内に列挙され、システムのブート時に /sbin/swapadd スクリプトによって起動されます。
/etc/vfstab ファイル内のスワップデバイスエントリには、次の情報が入っています。
スワップスライスまたはファイルの完全パス名
スワップのファイルシステムタイプ
スワップファイルが入っているファイルシステムは、スワップファイルが稼働される前にマウントしなければならないので、ファイルシステムをマウントするエントリがスワップファイルを起動するエントリより前に入っていることを、/etc/vfstab ファイル内で確認してください。