Solaris 2.6 の SunSoft 印刷クライアントコマンドを使用すれば、クライアントシステムは、より効率的な印刷クライアントになります。このコマンドがプリンタ構成情報を検出する際には、多くの選択肢があります。また、クライアントは印刷サーバーと直接通信します。以前の Solaris オペレーティング環境では、印刷クライアントはこのような利点を持っていませんでした。
Solaris 2.6 の SunSoft 印刷クライアントコマンドは、次のような特長を持っています。
プリンタ情報の検出に、より多くの選択肢があります。
SunSoft 印刷クライアントコマンドは次の資源をチェックして、プリンタとプリンタ構成情報を検出します。
コマンド行インタフェース
ユーザーのホームディレクトリにあるプリンタ別名ファイル
ローカル (印刷クライアント) の構成ファイル
ネットワークの (共有の) 構成ファイル (ネームサービスを使用している場合)
クライアントが要求を印刷サーバーに直接出すことができます。
SunSoft 印刷クライアントは、その要求を印刷サーバーの待ち行列に送信します。つまり、クライアントがローカルの待ち行列を持つ必要はありません。クライアントが印刷要求を一時スプール領域に書き込むのは、印刷サーバーが利用できない場合か、エラーが発生した場合だけです。この効率的なサーバーへの経路によって、印刷クライアントの資源の使用が減り、印刷障害が発生する機会が減り、したがって性能が向上します。