次のように入力して、mountd デーモンが動作していることを確認します。
# ps -ef | grep mountd root 176 1 0 May 02 ? 0:19 /usr/lib/nfs/mountd
mountd デーモンが動作している場合、次の行が表示されます。
/usr/lib/nfs/mountd
mountd デーモンが動作していない場合、mountd デーモンを起動します。
# /etc/init.d/nfs.server start
システム上で共有されているファイルシステムを一覧表示します。
# share
ユーザーのホームディレクトリを含むファイルシステムがすでに共有されているかどうかによって、次の手順を決定します。
ユーザーのホームディレクトリを含むファイルシステムの状態 |
次の手順 |
---|---|
すでに共有されている |
次の確認手順へ進む |
共有されていない |
/etc/dfs/dfstab ファイルを編集して、次の行を追加します。
share -F nfs /file-system
file-system |
共有するユーザーのホームディレクトリを含むファイルシステム。習慣上、このファイルシステムは /export/home になる。 |
/etc/dfs/dfstab ファイルで指定されたファイルシステムを共有します。
# shareall -F nfs
このコマンドは、/etc/dfs/dfstab ファイルにある share コマンドをすべて実行するので、システムをリブートする必要はありません。
ユーザーのホームディレクトリが共有されていることを確認します。
ユーザーアカウントの作成時に「AutoHome の設定 (AutoHome Setup)」フィールドを選択した場合 (ホームディレクトリの自動マウントを有効にする場合)、新規ユーザーとしてシステムにログインして、ユーザーのホームディレクトリが使用可能かどうかを確かめることができます。選択していない場合、ユーザーのホームディレクトリを手作業でマウントしてから、使用可能かどうかを確認するためにログインしなければなりません。
ユーザーアカウントの作成時に「AutoHome の設定 (AutoHome Setup)」フィールドを選択せず (ホームディレクトリの自動マウントを無効にする場合)、ユーザーのホームディレクトリがユーザーのシステム上にない場合、それが配置されているシステムから、ユーザーのホームディレクトリをマウントしなければなりません。詳細については、「ユーザーのホームディレクトリをマウントする方法」を参照してください。
# ps -ef | grep mountd # /etc/init.d/nfs.server start # share # vi /etc/dfs/dfstab (The line share -F nfs /export/home is added.) # shareall -F nfs