本書について

このマニュアルでは、Sun Java^TM System Communications Express 6 2004Q2 およびその付属ソフトウェアコンポーネントを管理する方法について説明します。

本書の対象読者

Communications Express を管理、設定、および配備する担当者を対象としています。

お読みになる前に

Communications Express を管理、設定、および配備する担当者で、以下の項目を理解していることを前提としています。

このマニュアルの構成

表 1 『Sun Java System Communications Express 管理ガイド』の構成
章	説明
この章	対象読者、前提知識、構成、表記上の規則、関連情報について説明する
第 1 章「Communications Express のインストールおよび設定」	設定ツールを呼び出して、Sun Java System Communications Express を設定する方法について説明する
第 2 章「Communications Express の概要」	コンポーネント、アーキテクチャ、インターフェイスなど、Communications Express の高レベルな概要を説明する
第 3 章「Communications Express 用のシステム構成」	システム要件およびシステム設定の詳細について説明する
第 4 章「シングルサインオンの実装」	シングルサインオン処理とその実装の概要を説明する
第 5 章「Communications Express と Identity Server の配備」	Communications Express と Identity Server を使用したさまざまな配備シナリオと、適切な運用のために必要な設定手順について説明する
第 6 章「トラブルシューティング」	Communications Express のインストールおよび配備中に発生するよくある問題について説明し、エラーログを作成および有効にする手順について概要を説明する
第 7 章「クライアントの設定」	データ移行プロセスの高レベルな概要と、PAB データをアドレス帳サーバーに移行する手順を説明する
第 8 章「PAB データのアドレス帳サーバーへの移行」	Communications Express の設定項目を説明する
第 9 章「調整とパフォーマンスについて」	Directory Server、Calendar Server、Web Server、および Communications Express のパフォーマンスを向上させるために、それぞれで実行できるチューニングについて説明する
索引

表記上の規則

モノスペースフォント

モノスペースフォントは、コンピュータ画面上に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを表します。また、ファイル名、識別名、関数、および使用例にも使用されます。

太字のモノスペースフォント

太字のモノスペースフォントは、コード例の中でユーザーが入力するテキストを表します。たとえば、次のように使用されます。

./setup
Copyright (c) 2001 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Use is subject to license terms. Sun, Sun Microsystems, the Sun logo, Java, Solaris and iPlanet are trademarks or registered trademarks of Sun Microsystems, Inc.in the U.S. and other countries. Federal Acquisitions: Commercial Software - Government Users Subject to Standard License Terms and Conditions.

Verifying permissions
Verifying java available
Found java (/usr/j2se/bin/java) version (1.3.0) in the system.
Verifying installation components available
Verifying directories available
Verifying files available
Starting install wizard in graphical mode

この例では、./setup がコマンド行から入力する文字列で、その他は結果として表示される内容です。

イタリックフォント

イタリックフォント は、インストール状況に応じた固有の情報 (変数など) を使用して入力するテキストに使用されます。サーバーのパスや名前、およびアカウント ID などに使用します。

コマンド行プロンプト

このマニュアルの各例では、コマンド行プロンプト (たとえば、C シェルの %、Korn/Bourne シェルの $ など) が表示されていません。お使いのオペレーティングシステムの環境によって、コマンド行プロンプトが異なります。ただし、コマンドは特に指定されていないかぎり、このマニュアルに示されているとおりに入力してください。