この例では、Solaris 10 疎ルートゾーンに Java ES ソフトウェアをインストールするためのガイドラインについて説明します。
ホストに Solaris 10 がインストールされているかどうかを確認します。
大域ゾーンは自動的に作成されます。
すべての疎ルートゾーンが実行状態であることを確認します。
ゾーンは、設定、インストール、およびブートが完了すると実行状態になります。疎ルートゾーンについては、『System Administration Guide: Solaris Containers-Resource Management and Solaris Zones』の第 18 章「Planning and Configuring Non-Global Zones (Tasks)」を参照してください。
インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。
どのシーケンスガイドラインを適用するのかをチェックします。表 2–1を参照してください。
インストールの前提要件をチェックします。
どのインストール前提条件を適用するのかをチェックします。表 1–3を参照してください。
Java ES インストーラを大域ゾーンで起動し、共有コンポーネントだけを選択します。
「すべての共有コンポーネント」だけを選択します。その他のコンポーネントは選択しないでください。共有コンポーネントのインストールが完了すると、共有コンポーネントが大域ゾーンにインストールされ、すべての非大域ゾーンに伝播します。
多言語パッケージを使用する共有コンポーネントの場合は、Java ES 多言語パッケージが大域ゾーンに存在している必要があります。
Message Queue または Application Server が使用されている場合は、大域ゾーンで Message Queue をアップグレードします。
Message Queue は Solaris 10 のインストール中にインストールされることが多く、疎ルートゾーンへのインストールはサポートされていません。そのため、Message Queue は大域ゾーンにのみインストールできます。インストールすると、すべての非大域ゾーンに伝播されます。
Application Server が使用されている場合は、大域ゾーンからバンドルされた Application Server を削除します。
Application Server が配備環境で使用されている場合は、Solaris 10 にバンドルされている Application Server を大域ゾーンから削除する必要があります。大域ゾーンのホストで、次のコマンドを使用して Application Server パッケージの一覧を表示します。
pkginfo -i | grep -i "application server" |
Application Server パッケージが存在する場合は、大域ゾーンから削除します。これらのパッケージはすべての非大域ゾーンから自動的に削除されるため、各疎ルートゾーンに移動して Application Server を再インストールする必要があります。
希望する疎ルートゾーンで Java ES インストーラを起動します。
コンポーネントの選択で、希望するコンポーネントを選択します。
コンポーネントを疎ルートゾーンにインストールできない場合は、そのコンポーネントをコンポーネントの選択で選択できません。
インストールサマリーとログを表示します
必要に応じて、インストール後の設定を完了します
インストール後の設定手順については、第 6 章「インストール後の設定の実行」を参照してください。
製品コンポーネントを起動します。
Java ES 製品コンポーネントの起動と停止の手順については、第 7 章「インストール済み製品コンポーネントの確認」を参照してください。
必要に応じて、追加の疎ルートゾーンでこのプロセスを繰り返します。